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八八艦隊計画と戦艦長門が日本を滅ぼす遠因となった?

思ったんですよね。


戦艦って第二次世界大戦の時も、

国家の誇りであり、国家の威信を背負った存在じゃないですか。


長門と陸奥は日本にとっては誇りだったんだけど、マラソン競走に例えると

いきなりトップになって金メダルを取りそうな選手が有色人種国家から出た場合

アメリカやイギリスがどう思うかって。



赤城と加賀の大きさや排水量を見ればわかるけど、両艦は長門級の拡大版って感じで、長門に脅威を感じた国なら

何を感じるかと。


金剛型が1913年建造。

ニューヨーク級がほぼ同時期。

海軍軍縮条約で1913~1920年の戦艦が

各国の誇りになったわけだけど、、、


1920年当時のアメリカの戦艦は多くが

35.6cm砲を搭載し、それに対応した

防御をしてる戦艦でしょ?


ニューヨーク級、ネバダ級、ペンシルバニア級が2隻ずつ、ニューメキシコ級が3隻、テネシー級が2隻の、1914年から1920年に建造されたピカピカのアメリカの新鋭戦艦達が、

41cm砲八門搭載の長門級が生まれた事で格下になってしまったのだから、

長門ショックの大きさは日本が思っているよりも大きかったのかもしれない。(その他にアーカンソーもあるけど。)


11隻のアメリカご自慢の作りたての新鋭戦艦が

有色人種国家の日本の戦艦の長門の

格下になってしまったんだから。


これはアメリカのプライドをかなり傷つけたのかもしれない。


大統領を目指していたルーズベルトはこの時から腹の中に憎しみを持つようになったのかもしれない。


コロラド級の3隻だって防御力は35.6cm砲対応だもん。

長門級と1対1で勝てる保証は無い。

速度だってずっと遅いし。


それにアメリカ最強のコロラド級が

日本の長門に見劣りする存在で、

防御に難がある状態で、アメリカが

日本を見ると、

金剛は快速の高速戦艦だし、金剛が先頭になって巡洋艦や駆逐艦を蹴散らされて

日本の巡洋艦や駆逐艦が至近距離にやって来て魚雷を一斉に放たれたらと考えるとアメリカの戦艦達の速度の遅さに

焦燥感を感じるのでは?


扶桑級、伊勢級の4隻だって見てみると

35.6cm砲を12門も搭載しているし、、、

更に日本は長門を拡大発展させた戦艦や

巡洋戦艦を建造する八八艦隊計画をしようとして見える、、、

アメリカにしてみたら、長門級の2隻の存在だけでも

忌々しい存在なのに日本は赤城や加賀を建造している。

赤城は全長260mで全幅はともかく大和級と同格と言える

全長。加賀も全長250mだもんね。

そんな船が戦艦として完成したらと思うと恐怖を感じたと

してもおかしくないと思う。


今の中華人民共和国が20万トン級空母を作るとか言い出したらと考えて見てほしい。

搭載する航空機や兵器システムで見劣りする中国でも

さすがにそんな空母を建造されるのは恐怖でしょ?



軍縮条約で日本を抑え込もうとした

理由が理解できるのではないだろうか。


イギリスを見てほしい。


クイーン・エリザベス型が1915年から

完成し始めていて5隻。

38.1cm砲を八門搭載。


ロイヤル・ソヴァレン型が、1916年に完成し始め5隻。


ネルソン型が完成するのは1925年から

。2隻で40.6cm砲9門搭載。


巡洋戦艦としてリナウン型2隻とフッド型があるけど、38.1cm砲を搭載。


このイギリスの戦艦達の戦力を見ると、同盟国だったイギリスと日本の仲を引き裂いた理由がよくわかるよね。


イギリスが15インチ、38.1cm砲を搭載

する戦艦を多く建造しているってのに、

35.6cmの14インチ砲搭載の戦艦を建造し続けたのはアメリカが悪いんだけど。

1インチの差なら対抗可能だけど、2インチ以上の41cm

砲を搭載し41cm砲に攻撃されても耐えられるように

設計された戦艦が相手で、更に量産しそうなんて恐怖を

感じても不思議じゃない。


こうして見ると、アメリカが世界の覇権国家はアメリカだけで充分と思い、

イギリスを消耗させて大規模な海軍を

持てない国にして、

日本を叩き潰して世界の覇権を達成しようと大規模に海軍を拡大させた理由が

見えてくるよね。


他の国はアメリカが片手で戦えそうな

海軍国ばかりだからね。



長門級戦艦の完成と、さらに赤城型や加賀型の戦艦達の建造計画がアメリカに危機感を覚えさせて、日本を滅ぼす遠因に

なったかもしれないと理解していただけただろうか。


日本の八八艦隊計画の軍備拡大計画の

恐ろしさを他国がどう見ていたか、

他の国の立場から見ると恐怖を感じても不思議じゃないと思う。


日本がビンソン計画を知って恐怖したが、アメリカも八八艦隊計画を知って恐怖したかもしれない。


下手したらアメリカ艦隊は全滅して

大損害を受けて、日本側は大破したけど修理して復活させて、

アメリカ側が艦隊を復活させて再度艦隊戦を挑んだら戦艦を増やした日本海軍に

全滅させられて、バルチック艦隊のようになるかもしれない

なんて想像した人間が増えたら、何を考えるだろうか。


孫文が日露戦争でのバルチック艦隊に対する日本の大勝利を喜んで外に出たら、イギリスは日本の同盟国なのに

お通夜のような状態で孫文が驚いたって

エピソードがあるよな。


大英帝国にとって生命線とも言うべき

インドは独立を望んでいるし、いつまで

言う事を聞かせて奴隷のように酷使できるか疑問だもんな。

人口はインドの方がずっと多いし。


『有色人種よ連帯せよ!』って

大日本帝国が言い出してインドや清国や

タイ王国が同盟国になって

どんどん植民地で独立戦争が起きたらと

考えると、ルーズベルトが何を想像していて、日本をどう思っていたのか

見えて来ないだろうか?


やりたい放題してきた白人は皆殺しだ!

とか有色人種達が言い出したらと

彼等が想像していたとしたら、、、

ただでさえ、キリスト教国家とイスラム教徒達の間には

因縁があるんだから。


有色人種と白人の対立関係、、、

大勢の有色人種に囲まれていると

言えなくもない世界の地図。

さらに白人国家の人口と

有色人種の人口比率。

有色人種国家の中に大日本帝国のような

独立を維持して、更に長門のような大戦艦を建造できる国があり、リーダーになられたら、、、

独立した有色人種国家に戦艦などの武器を供与されて復讐されたら、と白人達が考えていたら、、、


そりゃあ黄禍論も出てくるかもしれないと理解できる。


インドやチャイナもフル稼働して小銃や弾薬を製造して

『すべての有色人種達を助けよう!』

と、日本に感化されて言い始めて、白人国家と有色人種国家の独立戦争、人種対立戦争、宗教戦争が起きたらと

考えると、日本を抑え込もうとした理由もわかってくる。

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