俺が好きなキミは、俺ではない誰かを見ている。
夜。
時刻は深夜二時を回っていた。静まり返ったボロアパートの一室。
……眠れない。
今日──正確には昨日だが──壊れてしまい、明かりを灯すのをやめた電球。簡易式ベッドの上に寝転びながら、何の光をも発しなくなったフィラメントを眺める。針金のような細い螺旋に、窓から差し込む月光が反射する。
胸が苦しい。
瞳を閉じる度、『キミ』の笑った顔が瞼に映る。
悶々とした感情の中、指先で螺旋のフィラメントを弄ぶ。半開きのドアから冷たい冬の風が差し込む。
「……俺じゃ……無かった、か」
ほんの少し。小指の先だけ。期待していなかったと言ったら嘘になる。
チリン。
フィラメントを床に投げ捨て、寝転びながら左の方向に顔を向ける。あの日出会ってから、今日この瞬間まで。ずっと俺の心を奪い続けた人間、キミが眠る部屋。
そのまま壁に手を添える。ほんの数メートル。その先にキミは無防備に眠っている。俺の気持ちを知らないまま。ぐっすり、ぐっすりと。
俺が好きなキミは、俺ではない誰かを見ている。
今から一年前、隣に引っ越してきたあの時。俺の初恋は始まった。
今から数時間前、ベランダ越しで語ったあの時。俺の初恋は終わった。
全ては過去の出来事。
どうしようもないくらいに虚しい気持ち。
夜桜が散る春の夜も。蒸し暑い夏の夜も。鈴虫の羽音が鳴る秋の夜も。星座が煌めく冬の夜も。毎夜、ベランダ越しで語り尽くした。
学校で起こった取り留めもない出来事。昨日観たテレビの内容。今は離れている両親の事。そして漠然とした将来の事。
認める。俺は自分の隣にキミが居る夢を見ていた。
ベランダ越しではない、俺の隣で。キミは幸せそうにはにかみ、俺に笑いかける。俺もそれを見て微笑む。そんな、なんてことの無い日常を。
数時間前の事を思い出す。
午後八時、その日も取り留めもない雑談をして過ごした俺とキミ。しかし、その日のキミはいつもと様子が違った。
腰まで伸びる長い黒髪。小ぶりの鼻梁に、薄く桃色に艷めく唇。長いまつ毛に縁取られた輝くような美しい瞳。
何も変わらない、いつものキミ。雰囲気だけが、何か違う。
一通り話終わり、会話が途切れたその瞬間。俺は何かが終わる、そんなの予感を感じた。
それでも俺の瞳は、キミに吸い寄せられていた。白い息をゆっくり吐きながら、彼女の唇は動く。
『……私、ね……。君に相談したい事があるんだ…… 』
星空に目を背け、俺と視線を逸らしながら。何か言いにくそうに、されどしっかりと。
紅潮する頬、熱を発する鎖骨。俺の瞳はキミを逸らさない。
同時に、何か感じた事があった。
何か言いにくそうな、その雰囲気。恥ずかしがりながらも微笑むその姿。虚空の先。キミが見つめる、俺には見えない誰かのカタチ。
そうだ、この姿は。
俺がキミの事を、誰かに話す時と似ていた。
『……私、K君の事が好きなの』
俺ではない、誰かの名前。
一瞬、理解が出来なかった。刹那の間に、万秒もの時間が過ぎたように感じた。好き。K君。誰が?キミが。
俺の初恋は、この瞬間に終わったのだと察した。
キミの告白を聞いた後、俺はよく体裁を崩さなかったと思う。動揺を心の中に押し込んで、普段の表情で返事ができた。
……いや、少し……というかかなりどもっていたな。
キミは恥ずかしそうに俯きながらも、俺ではない誰かの話を続けた。優しい所、ちょっとおっちょこちょいな所、やる時はやる所。聞きたくもないのに、一言一句覚えている。
俺ではない誰か。
俺と彼女はクラスが違う。顔どころか名前も知らない人間に、俺は負けた。
その後、なし崩し的に彼女の恋の成就の協力をする事になった。
そして、今。
心の整理はとうに済んだ。何時間も迷い苦しんだが、俺なりの結論を出すことが出来たと思う。だけど、何か心にしこりが残る。ずっしりと、重くのしかかってくるものが。
俺の心は沈んだまま。しかし意識は眠りの底に沈むことはない。
夜は更けていった。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
彼女は、Kとやらと付き合うことになった。
俺がキミの心の内を知らされ早一ヶ月。時が過ぎるのは予想以上に早かった。
キミの笑顔を見ていたいから。その一心で彼女に協力した。Kの交友関係から趣味まで、多くのことを彼女と一緒に分析した。
冬の寒気の中、寒さに震えながらも二人して頭を悩ませる放課後。彼女の服を見繕う為、一緒に買い物に出かけた週末。
楽しくなかったかと言えば嘘になる。
だけど俺は心から笑うことだけは出来なかった。
もしも明日が来ないならば。このまま時が止まってしまうならば。
毎夜毎夜、そんな事を考えながら床に着いた。
一度、彼女に聞いた事がある。
『もしも、このまま明日が来ないなら。 今日が終わったあと、時間が止まってしまうならば。 ……キミならどうするんだ?』
一拍の間を置いて。
『……私は』
されど、キミからの答えを聞くことは無かった。
逆の立場ならどうだっただろう。
恋が成就しないままこの世界が止まってしまうならば。俺ならどうするのだろうか。タイムリミットまであと数時間しか、自由にすることが出来ないのならば。
──────。
とりあえず、今日彼女は俺の手元から去った。元々俺の手元にあったのかは諸説があるが。
今日の放課後、校舎裏で。俺のサポートもあり、作られた二人きりの空間にて。キミは恋心を告げた。
──そして、その心は成就する事になる。
俺たちのこれからの関係はどうなるのだろう。今までと変わらないままで居られるだろうか。
いや、そんなことはない。関係は日々変わっていく。良い方向にも、悪い方向にも。
キミにとっての良い方向とは、俺にとっての悪い方向だった。
人知れず俺の恋が破れたのだとしても。俺がキミを思う心に変化はない。いつかは変わるかもしれないが、一朝一夕ではいかない。
人生って難しいよな……。
キミが付き合いだして数日。午後八時、ベランダ越しでのいつもの邂逅。
制服姿から着替えてすらいない俺とは違い、風呂上がりなのか寝巻きで身を包む身体を火照らしながら、キミはベランダへ来た。
しっとりとした黒髪には、何かを吸い寄せる魔力を感じる。
キミはいつもよりも更に上機嫌だった。いや、上機嫌そうな雰囲気を演じている、に近い。明るい表情はどこか影が差している。
「ねぇ聞いて! 私たち、今週末デートに行くことになったの!」
「…………あっそ。 そんなこと言ってきて自慢かよリア充爆発しろ」
やれやれと肩をすくめ壁にもたれかかりながら、俺は言う。
「なによ負け惜しみ? 君も彼女の一人くらい作ったら? 誰か好きな人いるなら相談乗るけど」
「……あーはいはい分かりました。 だけどKとお前を今の関係にするのを手伝ったの誰かを忘れんな?」
「わーかってるよ! 君はずっと私の親友、おk?」
俺にとっては胃に穴があくような会話。だけど、キミに悟られない為に。俺はキミにとっての『親友』を演じなければならない。
「……で、本当に言いたいことはデートについてじゃないだろ。 巧妙に隠してるつもりかもしれないが、丸わかりだぞ。 で、何があったんだ?」
「…………うっっ、やっぱり気づいちゃう? だよねぇ……君、人間観察が趣味だもんねぇ……」
「うっせ、友達が少ないだけだよ何が悪い」
俺、プロフィール。彼女が好き、友達が少ない。以上。
「…………実は……私、K君から『君』と仲良くするのをやめてくれないかって言われちゃって」
「──────────。」
何も、言うことが出来なかった。先程のおちゃらけた空気とは一転、しんみりとした風が流れる。
「……だよ、ね……。 私も嫌だもん、この街に来て初めて出来た友達と話せなくなるの……」
「…………メンヘラかよそいつ、別れた方がいいんじゃねえの?」
「……別れたくは、ない。 だって好きだから、愛してるから」
心が削られる。キミは冗談だと思っているだろうけど、俺にとってのこの発言は本気だ。キミが聞き入れることは無さそうだが。
「別に友達と話すくらいは良いんだって。 ……だけど、ここまで近い距離で毎日話してるとなると嫉妬しちゃうって……」
「………………」
「ごめん、ね? でも私……」
「……いいよ、気にすんな。 彼氏と俺との天秤の秤なんて考えるまでもないだろ」
辛い。泣きたい。数十センチ手を伸ばせば届くキミを抱き締めたい。
そんな気持ちに駆られながらも、俺は彼女の幸せを紡ぐための選択を取る。
「……ごめん……ありがとう」
「……良いって。 こういう時のスマホだろ? 文明の利器を精一杯使い潰そうぜ」
「うんっ! 絶対毎日連絡するからっ!」
こうして、俺の彼女との日々は少しずつ摩耗していった。
毎日の通話は少しずつ短くなり、一ヶ月経ったら無くなった。
毎日のショートメッセージのやり取りも、三ヶ月と続かなかった。
登下校の時刻も自然とずれ、学校ですれ違う事があっても目を合わせることすら無くなった。
どちらか片方が悪かったわけじゃない。双方が、少しずつ距離を置いていった。
壁一枚で隔たれた彼女との距離。
疎遠になった後に、それを乗り越える勇気は俺には無かった。
彼女と疎遠になって少し経ったある日の放課後。
俺は夕食の片付けを終え、ベッドに腰掛けて風呂が沸くのを待っていた。
何も考えることもないまま、静かに時が過ぎるのを待つ。
そんな中、外から微かに声が聞こえた。彼女が帰宅したらしい。
俺はキミの事を考えないように、意識をシャットアウトしようとした。しかし。
──別の人間の声が聞こえる。
聞き覚えがある男の声。俺の恋を知らずのうちに潰した男。
嫌な、予感がした。
二つの声は玄関の外から、隣の部屋へと移る。薄壁一枚で隔てられた距離。会話までは聞き取れないが、話し声が聞こえてくる。
風呂が沸く音すら聞こえないほど、その状況に俺の意識は奪われていた。
俺の部屋と彼女の部屋は隣同士、ベランダも隣接されている。そしてその距離間だからこそ、部屋の灯りの様子も目に入ってくる。
突如、隣室の電球の光が消えた。
ゆさゆさと、壁一枚先の隣室から物音が聞こえてくる。話し声は妙に聞こえない。
俺は動くことが出来なかった。有り得ないのに、動いたらその物音が聞こえるかもしれないと思ってしまったから。
嫌に静かな隣室。
「──────、────────。」
何かが聞こえる。
理解できない。いや、理解したくない。
もう春も終わるというのに、体の震えが止まらない。
両手で耳を塞ぐ。何も聞きたくないのに、何かが聞こえる。
何も聞こえないようにする方法など他に山ほどあった。しかし、頭が働かない。俺は両手で耳を塞ぎ、部屋の隅で震えることしか出来なかった。
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キミが付き合いだしてから半年。時期は夏真っ盛り。
風の噂によると、彼女たちは別れたらしい。
俺の感情は複雑で、素直に喜ぶことが出来なかった。
一週間に一度、聞かされた物音、押し殺したような声。頭の中では分かっている。だけど理解したくない。
そんなことで愛せなくなるのかと聞かれたらそれは絶対にない。俺はずっとキミに夢中だったから。しかし、少しだけ心に刺さるものがある。頭で分かっているけど納得出来ない複雑な心境。
俺が、彼女への一歩を歩み出そうか、よそうか考えている間で早五日。俺は未だに迷ったままだ。
今日も悶々と何かを考える。進もうか、やめようか。
そんな時。
ブーッ、ブーッ。
スマートフォンのバイブ音が八畳一間のボロアパート室内で鳴る。
「────ッ!」
俺は飛び出すようにそれを掴み、待ち受け画面を確認。
「──────あ」
キミからだ。
俺は使命感に駆られたようにロック解除、急いでメッセージアプリを起動させる。
アプリが立ち上がるまでのほんの一瞬、一刹那。俺は考えた。何を送ってきたのだろうか、と。またあの仲を取り戻せるかもしれない、と。
『──死にたい。』
キミからの通知はたった一言。シンプルな言葉。──しかしそれゆえ強烈な。
キミは俺と出会った時からずっと気丈だった。何があっても折れず、諦めない。そんなキミだからこそ、俺は『初めて出会ったあの時』救われた。
そんなキミが────。
どうすればいいどういう事だ何があったんだよ分からない分からない分からない何が出来る何をすればいい何かしなければいつの通知だいつの事だこれはほんとの事なのか冗談じゃないキミはそんなことは絶対しない絶対なんてあるのか俺はこんなことをキミがすると考えたことがあったか助けなければ好きだから助けなければ愛してるから助けなければ助けられたから──────ッ!!!!
スマホを投げ捨て、立ち上がり、ドアを開け放つ。足を滑らせながら走り、靴を履く。片方の靴が脱げてしまったが、気にせずに玄関から飛び出した。
左の部屋のドアのインターホンを叩く。数十秒経過するも、何の反応もない。鍵を壊すこすら視野に入れて、躊躇なくドアに手を掛ける。しかし、俺がドアノブを壊すことは無かった。鍵が開いていた。
ドアを勢い良く開け放つ。
「────────おいッ!!どうしたんだよッ!?」
灯りが付いていないらしく、部屋の中は暗い。キミの姿もここには見えない。
──いや、居る。ベランダに。俺とキミが最初にあった時のその位置に。
「──なんで来たのッ!! 私はもう死にたいのにッ!!」
久しぶりに見たキミの姿。いつもと同じ、Tシャツ一枚の寝巻き姿。しかし普段と違い、何処か悲愴感が身体を包んでいる。
「なんでッ!! そんなこと言うんだよッ!? やめてくれ、死なないでくれッ!!!」
頭が混乱している。もっと上手い言い回しが出来るはずなのに、咄嗟に言葉が出てこない。
しかし身体だけは冷静に動き、今にも飛び降りようとする彼女の身体を掴み、抑える。
「────やッ!! 話してよ、君には分からないでしょッ!? 好きな人に捨てられた気持ちがッ!!!!」
言葉が胸に刺さる。普段とは違う自暴自棄なキミ。そんな彼女からの咄嗟の一言にして、この事件の原因が俺の心に食らいつく。
だけど。
「……わかる、分かるよキミの気持ちが」
「嘘言わないでッ!! 恋したことなんてないような君は絶対分からないんだからッ!!!!」
だけど俺には。
「──分かるさッ!!!! 分かってるに決まってるだろッ!!!
だって俺は────ッ!!!!!
キミの事が好きだったのだから──────ッ!!!!!!!」
言えた。ずっと言えなかった気持ちが。伝えられなかった思いが。
彼女は困惑したのか、面食らったように目を見開いている。
俺の感情の吐露は止まらない。
「初めて会った時、俺は自殺しようと思ってたッ! だけどキミからの何気ない一言で救われたッ!! その時から好きになったんだ、ずっとずっとずっとッ!!! キミに好きな人が居ると聞いた時、困惑したッ!! だけどキミの幸せを願おう、そう決めたんだッ!!!!」
「────────────────ッ!!」
好きだからこそ、自分の気持ちを押し殺してまで。
俺は彼女の幸せを願った。
嫉妬が無かったわけじゃない。Kのことは毎夜恨んだし、ずっと仲良くしてきた俺ではなく、奴を選んだキミも恨んだ。
逆恨みだということは分かってた。だけど感情は収まらなかった。
だけど。全ての原点はキミだった。俺を何気ない一言で救い、俺の生きる道標になってくれたのもキミだった。
何も出来ない俺でも、キミの幸せを願いたい。
困った時はその手を掴み、道を切り開く手助けをしたい。
俺の感情は綺麗なままで無くていい。キミからの幸せを願うことだけでも出来るなら汚れていても構わない。
俺の出来ること、切り開く未来。
「『どうしたの? 悩みがあるなら私に話してよ。協力出来ることがあるならするからさ! 』この一言で俺は救われた。 生きていたいって思わせてくれた」
「……そんなことは昔の事よ、今は関係ないじゃない」
「関係あるね。 俺はキミの事が好きで、キミに居なくなられたら困る」
少し落ち着いて来たのか、キミは抵抗する事は無くなり、俺の腕に身を任せた。
「ちょっと前、話した事を覚えてるか? 『もしもこのまま明日が来ないなら、今日で世界が終わってしまうならば』」
「……今日で時間が止まるならば、じゃなかった?」
「そんなことはどうでもいいんだよ、要はそれならばどうするか、だ。」
昔二人でした会話。キミとの関係がこのまま続いていけばという俺の夢想。
「私は……私は…………」
その答えは紡がれることは無かった。
昔なら兎も角、今は最愛の彼氏と別れた身。答えを出すことは不可能に近いだろう。
「俺は」
ずっと考えていた。明日が来ないなら。今日という日が終わる数時間後、時間が止まり何も無くなるなら。
後悔をしない選択。俺に出来ること。
「キミと笑って過ごしたい」
ベタな、良くある普通の答え。
俺は哲学者じゃない。何か頭の良い答えを出すことは出来ない。
でも。この気持ちだけは誰にも譲れない。
「……なによ、その答え……何よ、なによ……」
夏の夜。蒸し暑さの中、夏虫が煩く泣き喚く。
いつも越えることが出来なかったベランダで。優しく抱きとめた俺の腕の中で。彼女は肩を揺らし、俯きながら。ゆっくり、ゆっくりとすすり泣いた。
この行動が正解だったかは分からない。
もしかしたら失敗だったのかもしれない。
だけど。今日だけ、今日だけは。
腕に寄りかかる小柄な少女。俺の愛したキミ。
今日だけは、愛する人を救えた事を誇りたい。
▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽
今更だが、キミはきっと止めて欲しかったのだと思う。自ら命を絶つという行動を。
だから自殺しようとする直前に俺に連絡をくれた。多分ね。
俺とキミの関係は昔のように戻った。
午後八時、ベランダ越しに軽く雑談。
俺への返事はまだ思いつかないらしい。まだ気持ちが整理できてないとかなんとか。
急ぐ必要はない、ゆっくりいこう。
どうも、作者のArcと申します。
この度は拙作を読んで頂き誠にありがとうございました。
ラブコメモノ、良いですよね…。
個人的には身分差恋愛とか異世界恋愛モノが好きなのですが、今回は全く関係ない内容にしてみました。
気に入って頂けると幸いです。
今作ですが、最初は連載する心づもりでした。
しかし昨今忙しく、更新する暇もないだろうと悟った為、内容を大幅に削り短編にしてみました。
もしもこの短編が好評を頂けるなら、連載も視野に入れたいと思っていますので、評価の方よろしくお願いします(恐ろしく速い宣伝、俺でなきゃ見逃してるね)。
ではては。