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大丈夫で要求を押し通す卑怯

日本人は大丈夫をコミュニケーションの潤滑油であるかのように無責任に利用する傾向がある。漫画にも「大丈夫か」質問の欺瞞や反感が描かれる。「大丈夫か?」と聞かれて「大丈夫だぜ!!」と答える。このやりとりから「大丈夫ですか」という質問の欺瞞を悟ることができる。「大丈夫」と答えることを期待されている。「大丈夫」という回答の事実上の強要である。

相手に「大丈夫」と言うことは、相手の気持ちや意見を尊重しているように見えて、実際には、相手に対して配慮していない。「大丈夫」という言葉が、単なる表面的な励ましの言葉として使われる場合がある。「大丈夫?」との質問は悪手である。安易に「大丈夫か」と尋ねると「大丈夫じゃねぇぞクソ野郎!」と怒鳴られる例がある。

大丈夫との台詞は大抵大丈夫ではない。「大丈夫」と言っても実際には大丈夫ではなかったり、問題が起きたりすることが多い。大丈夫という言葉は言うだけ無駄な言葉である。「大丈夫」という言葉を避ければ、より具体的な表現を使いうことができる。それによって、内面や心情の変化が伝わり、物語を深めることができる。


「大丈夫だから」と言って自分の要求を押し通そうとする卑怯な手法がある。助野嘉昭『貧乏神が! 14』(集英社、2012年)では大丈夫と言って自分の要求を通そうとする人物に「大丈夫の意味がわかんねえよ」と突っ込む。これはアリバイ作り目的の欺瞞的な「大丈夫」である。

この行為は相手に対して自分の要求を押し付けることで、自分が得をしようとする意図がある。相手に対して不誠実である。相手が実際に「大丈夫」と感じているかどうか、相手の立場や意見を理解しているかどうかを考慮せずに、自分の都合だけを押し付ける。これは相手との信頼関係を損ない、対立を生む。

コミュニケーションにおいては、相手の意見や立場を尊重し、相手が本当に納得できる解決策を模索することが重要である。自分の要求を押し通すために、「大丈夫だから」というフレーズを使うことは、相手を説得することではなく、強制することであり、そのようなやり方は、信頼関係や人間関係を破壊する。「大丈夫」という言葉を使うことは、相手との関係を悪化させ、相手に対して不信感を抱かせることにつながるため、避けなければならない。


『ブリコン BLEACH CONCEPT COVERS』の真殿光昭 as コン『マイペース』ではコンの「大丈夫だな」との台詞に真殿光昭が「大丈夫じゃねーよ」と突っ込みを入れた。これは声優がアニメ『BLEACH』の主題歌をカバーするアルバムである。真殿はコンを演じる声優であるが、ここでは声優本人とコンが掛け合いをしている。

コンの台詞「大丈夫だな」は、コンの無責任な姿勢を表している。これに対して真殿は現実的な視点や冷静さを持ち、コンと対照的なキャラクターになっている。彼が「大丈夫じゃねーよ」と突っ込むことで、コンの無責任な言葉を否定する。コンの無責任と真殿の現実主義とのコントラストを活かした笑いになっている。


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