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プレミアムフライデーの愚行

公務員によって捻じ曲げられた働き方改革施策にプレミアムフライデー(Premium Friday)がある。プレミアムフライデーは公務員の勘違い働き方改革の典型である。プレミアムフライデーは月の最終金曜日の早帰りを推奨する施策である。一方的に定められた日に皆で早く帰ろうという仕組みは愚の骨頂である。


働き方改革は労働者の自由を増やすもので、皆で一斉に帰るなど一律のルール押し付けは迷惑である。皆で早く帰るというプレミアムフライデーの発想は、個人の自由で多様な働き方を目指す働き方改革に逆行する。帰りたい時に帰ることが自由である。「いや俺は働くぜ!」という人もいれば「今日は休むわ……」という人もいる。求めるものは個々人の需要に応じた柔軟な仕組みである。早帰りだろうと何だろうと強要は苦痛である。皆が一緒に帰るように国が指図することは自由な働き方にならない。画一的に管理する公務員の発想である。


労働時間を減らすこと自体は正しい。しかし、それは労働者の権利として保障されるべきものである。権利は好きな時に行使するものである。公務員の定めたプレミアムフライデーに無理やり従わされていることは権利ではない。プレミアムフライデーは強要しているだけである。


プレミアムフライデーの導入には意味がないどころか集団主義の強化という逆効果すらある。公務員には皆で力を合わせて早く仕事を終わらせることがカッコいいという勘違いがあるのではないか。そのような集団主義的な頑張りに冷笑的な態度をとる方がカッコいいという感覚がある。21世紀に求められることは皆で一緒に頑張ることではなく、いかにして効率よく価値を提供していくかということである。


公務員感覚はブラック体質から抜け出せていない。個人の自由より組織への帰属を優先する価値観に染まっている。個人の幸福追求よりも組織の存続を優先しようという風潮がある。個人を蔑ろにする組織に未来はない。


プレミアムフライデーの導入により、実際に労働時間が減ったかといえばそうでもない。むしろ増えたのではないかと思われる事例も多い。プレミアムフライデーを導入したことによって、かえって仕事量が増えた。プレミアムフライデーに早く帰るためには他の日に頑張らなければならないためである。頑張ることを強要させられる。


「プレミアムフライデーだからといって仕事が減るわけではないでしょう」

「確かにその通りだ」


プレミアムフライデーに踊らされ、「よし今日はプレミアムフライデーだし、早く仕事を終わらせるか」と思ったとしても、ただ疲れだけが残っただけだったということがある。プレミアムフライデーは労働者の味方ではない。プレミアムフライデーを導入するということは「従業員の仕事量を増やせ」ということである。結局のところ、プレミアムフライデーは労働者の敵である。


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