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見よ!これが大剣二刀流!

お待たせしました。大阪へ高校の修学旅行で行ってました。写真を撮ったり曲を聞いたりと書く余裕が無かったんです。

『あの、そろそろ休憩した方がいいんじゃないですか?』

「大丈夫。あと少しで出来そうな気がするんだ」


グエンは城の図書館にて探し物があるらしく、俺はここで練習を続けてる。そうしたら女神が現れた。

でも、そうだな。女神の言う通り、休憩したほうがいいのかもしれない。今が何時か分からないけど、そろそろグエンも向かいに来そうだ。


『......はぁ、魔法で武器を動かせば良いなんて、簡単に言うべきじゃなかったです』

「なんか謝られると調子が狂うなぁ...もう。もっと普通にしてていいからさ」


女神にそういってから、片手を大剣に向ける。昼間よりも大分上手く動かせるようになってるんだ。両手じゃなくて片手で動かせるようになったのは、グエンは知らないから、大剣2つ持って驚かしてやるんだ!へへへ。


『スライムさんに変わってもらっていいですか?』

「えー。何でさ?」

『スライムさんの魔法の使い方を見てみてるんです。昼間より魔力を感じれると思いますし』


た、確かにその通りかもしれない。あいつに体を貸すのは何か癪に思えるけど、嫌いじゃないし...別にいいか。おーい?動いていいよー。


「はいはい、分かったわよ。......出来た」

『やっぱり出来ますよねぇ......』

「逆に何でカナメは出来ないの?」


あれ!?簡単に持ち上げて大剣を動かしたぞこいつ!ってか女神それ知ってたのかよ!今俺の耳、ピクピク動いてんじゃね?イライラで?でもジンジャーが動かしてるから、それはないか。


『いやーあれだけ練習してるのに、あと少しが出来ない理由。やっと分かりました』

「その理由って何なの?解決できるなら手伝いたいの!そろそろ見てて....ふふ。泣きそうになってくるから...ふふふ」


おい笑ってんじゃねーぞ!張り倒すぞ!

って、あひゃん!?え、何?お前今尻尾引っ張ったのか?いや引っ張っただろう!つかお前...なんで顔赤くして、自爆してんだあぁ!!


『私が魔法の適正を渡してなかったんですよ。能力を見たときに魔法は使わないようでしたから』

「ふふっ......っこの、バカにしやがって!」


無理やりジンジャーから体の主導権を取り戻す。とにかく!そこの女神の言う通り、魔法じゃなくて大きな武器を使ってみたかったんだ。

なのにあの神様(バカ)は女の体にしたんだ。気分でな!つーか俺が選んだ能力知ってんなら、何故男じゃなくて女にしたの?気分なの?張り倒すよ?


『あなただってその体で、その顔で通行人にちょっとした悪戯していましたし...お相子ですね!』

「グハァ!!?」

『まあまあ。今、適正渡しますから。待ってくださいね』


そう言うと神様は何かを呟き、空中に文字が浮かび上がった。それらが俺に吸い込まれてくると、さっきより魔法の使い方が分かった気がする。これなら行けるか?


「おーい?カナメ!もう暗いから部屋に戻るよ?」


あ!グエンが来た!よっしゃ、大剣2つ持ち上げてびっくりさせよっと。あれ?なんでこんなに尻尾振ってはしゃいでるんだ俺。まぁそれはいいや。今は...!


「グエン、見て!大剣二刀流!」

「魔力が....凄いじゃないか、カナメ!」


俺もびっくりした。さっきより細かい動きが出来る!適正が有る無いだけでここまで差がでるものなのか?もしかして神様がサービスでもしてくれたのだろうか....。

ありゃ。もう神様帰っちゃったか。


「良かったじゃない!でもそろそろご飯にしないとね」

「うん!これ見せたし、もう食べるよ」


僕はここで片付けするから先に行っていてと、言われたのでスキップしながら鼻歌混じりで戻っていく。


......そういえば、ハルバードどうしよ?






カナメは部屋に戻ったみたいだね。

別に片付けは嘘じゃないけど、それ以外で確認したいことがある。このあたりに神の力を感じる。


「居るなら出てきてください」

『はぁ。流石は勇者ですね、バレましたか』


「まぁね」と言葉を返したあと、カナメについて聞く。彼女は他の人とは比べられないくらいに可愛いんだよね。それに少しだけ神様の気配がしてた。


『色々とあるんですよ。私自身、いつも暇な神様ですし。彼...彼女のサポートをしてるんです』

「そう....それならいいです。カナメを見てるなら、あまり無茶させないようにしてください」


恐らく別の世界の神様なんだろうな。この世界にいる神様とは違う神の力を感じるから。


『そうですか...分かりました。では片付けは任せてください』

「え?いや、でも」


良いから良いから!と、神様とは思えないくらい軽い返事を返して、カナメの所へ行ってと言われた。どうやら私も気に入られたみたい。ならお言葉に甘えて、カナメを追いかけようか。

実際二刀流なんて、片手で持てるぐらいの物じゃなきゃ出来ませんよね。ま、そこは魔法の力なのでセーフ。

三日間の間が空いて、ちょっと不安です。

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