表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/25

ウロボロスって何だっけ?

キャラのセリフが多めだけどこのままで大丈夫ですかね?

じいさんの所から外に出た俺達は、グエンに頼んで俺がさっき良い匂いがした場所に連れてって貰った。それにしてもまさか、この世界に、こんな物があるなんて...!

神様、グッジョブ!


「本当に美味しそうにお団子食べるなぁ。全然聞いてないや」

「ふんふ~ん♪はむ!」

「あはは...カナメ。もう行くよ?」

「んー。分かった!」


あれー?もしかして何度か声かけてくれてた感じ...?ごめんと謝ったら許してくれた。やっぱり優しいね、グエン。でもあまり我が儘言うのも駄目だよな。でも今俺女だしどうなんだろう?まぁいいか。それよりも聞きたい事がだね。


「ねぇグエン。旅してるって言ってたけど、なんの旅?」


さっきじいさんの所で勇者なんだよって言ってたけど、やっぱり魔王がいて、その魔王を倒す旅なのかな。


「魔王討伐の旅って言われてるよ」

「やっぱり魔王なんだ。でも言われてるって何?」

「ふふふ、実は違うんだ。まぁ魔王倒すのも目的だけど」


詳しく教えるのはまた今度ね?と話を(ぼか)されてしまった。ぐぬぬ!言ってなかったけど今の俺って普通に幼いのよね。ちょっとでも油断してると感情が暴走しそうでな。


まぁまた後で考えるとして、今俺達は城がある町に向かってる。てっきりこの町にお城があるかと思ってたけど。今考えればここに来たときにそれらしき建物は見えなかったな。だから今、グエンの愛馬に2人で乗って城に向かってる訳だ。


「......カナメ。もしかしたら戦闘になるかもしれない」

「へ?え、何?もしかして誰かにつけられてるの?」

「そんなところかな。にしても、何時からだ?まさかもう...?」


待って待って!勝手に話を進めないで欲しいんだけど!? 戦闘になるかもって言われても困るというか......あれ?何か、聞こえる?それに焦げた用な臭いもする。左は湖だから違う。後ろは...うん、何も感じない。なら右の森からか!


「グエン!右にいる!」

「右...見つけた!ありがとうカナメ。ちょっと倒して......あれは!?」

「で、でかい!?」


いきなり森から大きな爆発音がしたと思ったら何だあれ!? 1つ目の巨人が出てきた!わわわ!こっちに棍棒を降り下ろす気か!?


「カナメ!クロノにちゃんと捕まっててね!」

「は、はい!」


何するのかと思ったらいきなり馬から飛び降りたぞ!危ないってば、グエン!?

因みにクロノとはグエンの愛馬の名前です!


「ドラゴンよ!その力、我が身に宿せ!」

『ユーシャ...!』


グエンが何か呟いたと思ったら急に光の丸い壁が現れて、大きく広がって巨人の棍棒を受け止めた!それに白いドラゴンが現れた?もしかしてあれ、グエンなのか?あとどうでもいいけどあの巨人喋れるのね。あと1つ目の巨人って、サイクロプス...だっけ?


「ふ~ん?あいつ、ウロボロスを宿してるのね」


なっ!?また体の主導権奪ったなこいつ!動けない...ていうかさっき休むとか言ってたじゃん!嘘かよこの野郎。そもそもお前何なんだよ?


「うっさいなぁ。私の事は神様とか......そうだね、魔王とかに聞いたら?それにこれだけ暴れられると煩くて寝れないの」


知らねぇよ...って、うわああ!?何か衝撃波が来たんだけど?体も自由に動けるようになったんでグエンの方を見てみる。

あれは巨人の首でも噛んでるのか?巨人を押し倒してるっぽくて、こっちからは微妙に見えない。それに走ってるのもあるし。よそ見して落ちるのもカッコ悪いので前を見たら、また衝撃波が飛んできた。


「うおお!お、落ちる!」

「よいしょっと!大丈夫かい?カナメ」

「グエン!ありがとう、終わったの?」

「うん。あいつを呼び出した奴らは戦ってる間に逃げちゃったけどね」


グエンが俺を抱き抱えてクロノに乗せてくれた。グエンも一緒に乗る。でもそっか、とりあえず何とかなってよかったよ。ってよく見てみるとグエン、背中にドラゴンの翼と、腰かお尻から尻尾が生えてる。


「あー、別に隠してた訳じゃないんだけど、ごめんね?ビックリしたでしょ」

「確かにビックリしたけど、それぐらいで何か言ったりしないから大丈夫だよ!」

「ありがと。実はウロボロスって言うドラゴンを倒したら、私ドラゴンに変身出来るようになっちゃってね」


ウロボロス...って何だっけ?聞いたことあるけど覚えてないや。あれ?もしかしてそれがこの旅の目的なのか?いや、さっき本当の目的に関する事っぽいの言ってたから違うか。

そうそう。なんかもう大体意識しなくても音とか臭いが分かるようになりました。忘れてた物を思い出した感じなのかな?


「そうこうしてる間にもう見えてきたよ。ほらあれ。見える?」

「ぐぐぐ...!見えん...!」

「おいしょっと!はい、これで見えるかな?」


うおおお!!持ち上げるのは怖いんだけど...!おおお、見えた!1つだけ大きな建物が見える。あれがお城か?近くで見たらどれだけ大きいんだろうか...。あれ?ハーモニカが震えてる。


「見えた?」

「うん、ありがとう」

「それなら良かった。疲れたら休んでていいよ」

「大丈夫だよ、でもありがとう!」


さて、ハーモニカを取り出してみると、頭の中にメッセージが流れ込んでくる感じがした。えっと......夜、夢で会いましょう?これは夢の中で神様と会うって事かな?何て考えていたら、今度は頭の中から声が聞こえてきた。声は俺と同じだけど、あいつか...。


『ちょ、ちょっとあなた!今の何?』


声に出して喋るのはグエンにも聞かれちゃうし、何より変な人になっちゃうな。主導権取られた時みたいに、思うだけで良いのかな?


『何?そっちにも届いたの?』

『そりゃそうよ?あんたの中にいるんだから。まぁいいか...多分、私もその夢に呼ばれるんでしょうね』


最後にため息1つ付いてから、本当に疲れたからまた。とだけ言って消えた。勝手だなこいつ。名前ジンジャースライムにしてやろうか。......なんかダサいな。

さっき気づいたけど、起承転結が危うい事になってる感じが...!

頭フル回転させなければ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ