伝説の武器?
久しぶりのグエン視点です。
鍛治屋の回もグエン視点で行きたい思いますけど、カナメ視点も混じるかも?
孔雀の髪飾りをプレゼントしたけど、カナメってば凄く嬉しそうだね。たまに道行く人に見られてることにも気づいてなさそうだ。そこら辺は勇者である僕がカバーしてあげないとかな。
「そうだグエン!」
「どうしたの?」
「グエンのオススメとか無いの?」
オススメ? オススメ...オススメ......
『ようグエン! なんだぁ?ま~た武器壊したのか?』
『お前は凄いよ......俺なんてボロボロさ......あ、マスター。酒の追加、宜しく』
いや、どう考えてもこれは違うだろう。なんだ武器屋と酒場って。確かによく行くけど、こんなのカナメにオススメできない。
それならギルドとかかな。うん、これも違う気がする。だめだ。普段戦ってばっかりで女の子らしいことしたことないから分からない......。
「あぁ、そういえばアレがあったか」
「アレ?」
◆ ◆ ◆
「綺麗......」
「気に入ってもらえて良かったよ」
連れてきたのは階段を下りた路地なんだけど、実はこの辺りの路地には隠れた名店が幾つかあるんだ。僕もそれを知ったのはつい最近だったりするんだけどね。
「ここは魔道具店だよ。武器屋とか防具屋と違って、魔法の加護がついてる物が多いんだ」
「魔道具......ねぇ、これは?」
「それは、あれ? これ何だろう」
カナメが取ったのは、丸い水晶なんだけど、何に使うのかが分からないな。すると店の奥から扉を開く音が聞こえた。店の人かな?
「その石、持ってみな」
「えぇ? いいんですか?」
「あぁ、気にしなくていい」
そう言われて、カナメは水晶を手に取ると、水晶が光始めた。これは......いや、まさかそんな、なんでこれがここにある!?
「それはカタストロフィか?」
「あぁ、よく分かったな。その欠片で作った武器だ」
「え、何それ」
遥か昔の話だけど、カタストロフィと言う名のドラゴンがいた。悪さばかりするドラゴンだったから、神様が倒したらしい。
倒されたカタストロフィは、石になりこの世界のあちこちに飛んだらしい。今はその欠片を使った武器や防具、なんてのがそこら中にあって、本物が分からない状態だ。
それぐらいしか情報がないのに、なんで直ぐに分かったんだろう?
「グエン。結局これは何なの?」
「その水晶は、伝説の武器だよ。恐らく何にでもなれる武器」
「ハハハ!その通りだ。あんたらならこいつを使えるかも知れねぇな」
男の店員なのか、笑いながら言ってきた。
使えるかもっていっても、こんなの高いんじゃ......。
「そいつは買うとか売るとかのレベルじゃねえ。だからただでやるさ、そいつもそれが良いらしい」
「よく分かんないけど、はい、グエン」
「うぅん......はぁ。ありがとうございます」
水晶玉を受け取って店を出る。思わぬところですごい武器を手に入れてしまった。にしても、店員の名前くらい聞いとけば良かったなぁ。
空を見てみたら大分暗くなっている。さっきのところで結構な時間を使ったらしい。
「流石に疲れたね.....もう帰ろうか」
「そうだね。今日は楽しかったよ、ありがとうグエン」
帰りは夜の町並みを見ながら城に戻った。夜は夜で色々あるが、今はもう帰りたいからその内だね。
城に戻ったらカナメを先に部屋に送って、王様の所に向かう。この水晶について聞かないといけない。
「失礼しま......!?」
「お、珍しく引っ掛かったな。何かあったのか?」
「............」
「......悪い、怒ったか?」
これ以上黙るのもあれなので、別に怒ってないとだけ言って、風魔法で服を乾かす。
カタストロフィについて考えすぎて、アランのいたずら癖を忘れていた。久し振りに頭から水を被ったよ。本当に何時までたっても子供っぽいよね。王様になったのに。
「それで? どうしたよ。頭から煙出てるぞ」
「出てない! だから、カタストロフィの事考えてたの」
「お前ら、悪いが下がってくれ。二人きりになりたい。......そんで、カタストロフィ? 何で今になってそんなことを?」
回りに控えている兵士を一度下がらせてから、聞いてくる。昼間にカナメと路地の店で起きた事を話す。そして、アランの所まで行ってから、あの店で貰った水晶を見せる。
「カタストロフィ......確かに偽物ではないな。それと直ぐにわかった理由か」
「うん。何か分かる?」
「何となくな。だってお前、ウロボロス吸収したんだろう?そいつが知ってるとかじゃないのか?」
まさか......カナメの中にいるスライムと同じように、私の中にもいるの?
ウロボロス。
『.........馬鹿が』
思った以上に、続き書くのに時間かかったな。スミマセン!
でもこれで最初に決まったキャラは全員出たのかな。まだ完全把握できてないけども。
続きは今回より早く出したいな。




