表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
PR

哀れなムクロ

作者: 紫ホムラ
掲載日:2026/07/02

金の為なら殺人も厭わず、多くの人の人生を踏みにじり巨万の富を築いて来た男。

しかし栄華はいつまで続かない。

今まさに破滅の足音……警察の逮捕状が迫っている。

最後の瞬間に彼の胸に去来したモノとは

一体何だったのだろう?

#1

真っ白な鳩が好きだなんて

つまらない冗談は やめて欲しい

今のアンタにふさわしいのは

屍肉をついばむ真っ黒なカラス

多くの人生を踏みにじり

唸るほどの金を貯め込んできた

だけどもそれも もうすぐ終わる

破滅の足音が そこまで来ている

#2

アンタは書斎の机に向かい

もう一つの人生を思い浮かべる

もしも生まれて来たのが 貧しくとも暖かい家庭ならば

自分を育てた両親が もう少しマトモな人間ならば

俺も少しは人間らしい 真っ当な道を歩めたのだろうか

#3

運命の導火線が破滅の火花を散らし始めたが アンタの妄想は終わる事なく続いてゆく

その時 何を思ったのか

アンタの目から一筋の涙がこぼれ落ちる


[フザケルナ!!]


悪魔に魂を売った奴に 涙を流す資格など有るものか!

#4

ドアのチャイムが突然鳴った

現実のお迎えが来たらしい

アンタはいきなり拳銃を抜くと

自分の額を撃ち抜いた

一瞬体が大きく跳ねて 拳銃が床に転げ落ちる

どんなに金を貯め込んできても

幸福には ほど遠い人生だった

そこには虚しい札束に覆われた

哀れなムクロが転がっているだけだった

ある男をモデルにした詩を書きました。

これからも社会問題やホラー作品などを中心に書き続けたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ