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護衛軍

城の中、なのか。。。


城に入ると外見と違う屋敷の中にいた。


「出口が。。。」


振り向くと出口は塞がっていた。

入ったはずの扉は消えて、壁しかなかった。


もう将軍は俺達を敵と見なしているようだ。

上等!やってやる。


俺達は城の奥へと進んだ。



_____



進む途中、緑の結晶を見つけた。


俺は緑の結晶に手をかざした。

体が持ち上がるように軽くなり、フワっとする。

メッセージが下から飛んできた。

「回復しました」

「セーブしますか」

俺はセーブを選択した。


すると前から足音が聞こえてきた。


「将軍様に用ならぜひお会いしてください」

「将軍様は機嫌がよろしい」


男が突然目の前に現れた。


「お前は。。。あっ」


男は一瞬にして消えた。

透けるように煙のように。


不気味すぎる。

この城は何か違うような。。。


向こうから影が見えてきた。


そして___


白い光が空間を包む。軽快な音楽が流れる。

メッセージが下から飛んできた。

「肆番隊レベンが出現」


ボロボロの服を来た全身白い子供が現れた。

手には小さなナイフを持っている。


肆番隊って、護衛軍とか何かか。

俺は刀を構えた。


「グゥゥ」


肆番隊レベンは威嚇して俺に近づいた。

俺は走り出し肆番隊レベンに攻撃する。


「避けられた」


しかし、俺の攻撃はいとも容易く避けられてしまった。

回転して飛び上がった肆番隊レベンは俺にナイフを突き刺した。


2000ダメージ受けた。


「なんだ、これ...」


ナイフに赤い血管のようなものが浮かび上がっていた。

俺の血を吸ってるように見える。


なんかやばいかもな。


俺はナイフを掴んだ。

。。。。!!

だが、剣は深く食い込んで抜けない。


そして___


再び肆番隊レベンはナイフを取り出し接近した。

俺は三回攻撃を選択して対抗した。


「なんっ!!」


ナイフは再び俺の体を突き刺した。


俺はナイフを防いだはずだ。

目の前にはたしかに肆番隊レベンが、なのに...


「リーフストーム」


カナは剣先に複数の渦を纏わせて肆番隊レベンに放った。

不規則の軌道は肆番隊レベンを翻弄した。


4500ダメージ与えた。


肆番隊レベンは吹っ飛び転がった。


「二人。。。?」

「そう、あなたが受けたのはもう一人のあいつ」

「あいつは二人いたのよ」


肆番隊レベンは立ち上がりもう一人の肆番隊レベンに重なった。


分身を作る能力か。。。


肆番隊レベンの能力は自身を二人にする能力。

瞬時に分裂することのできるその能力は主観では見破るのが難しく、数多の相手を倒してきた。


HPが1000回復した。


ナイフはトンコロコロの血を吸い上げて肆番隊レベンは回復した。

食い込んだんじゃない、このナイフ、吸い付いているんだ。

俺はナイフを引っ張った。


。。。ダメだ、抜けない。

ナイフは強く吸い付いて抜ける気がしなかった。


肆番隊レベンはナイフを持ち、今度はカナに向かった。


私に向いた、さっきの戦闘で動きが速いのは分かった。


「ヘルファイア」


カナは赤黒い炎を剣先に纏わせた。

そして炎を集中させる。


あいつの俊敏な動きを対処するには___

肆番隊レベンはカナに近づいた。


その時___


集中したヘルファイアは肥大して爆発した。

正しい表現ならば暴発___


その場で溜め込まれ、爆発した炎は肆番隊レベンを襲ったのだ。


4000ダメージ与えた。


肆番隊レベンは消滅した。

近づいた時に攻撃すればいい、高速の動きは自分から対処できないんだから。


でも当てたのに変だった。手応えが。。。!


「違う、分身」


肆番隊レベンの分身は自由に本体を入れ替えられる。

後ろに回り込んだ肆番隊レベンはカナの首元にナイフを近づける。


「会心拳」


たかしは肆番隊レベンに拳を放った。


「ギギィ。。。」


1100ダメージ与えた。


HPが1000回復した。


再びナイフは肆番隊レベンを回復した。


「消えたぞ」


たかしが攻撃したのは肆番隊レベンの分身だった。


肆番隊レベンの分身は消滅した。

またしても本体には当たらなかった。


本体はカナのすぐそばにいた。


「当たれ!!」


俺は回避した軌道に刀を振った。


「!!」


肆番隊レベンは分裂して二人になる。

俺はその一体を攻撃した。


815ダメージ与えた。


肆番隊レベンは消滅した。


また偽物。。。


肆番隊レベンは華麗に避けて俺から距離を置いた。

また分身するつもりだ。


だが____


「おりゃ」


たかしの拳は肆番隊レベンに放たれた。

離れた方向にはたかしが待ち構えていたのだ。


2020ダメージ与えた。


肆番隊レベンは消滅した。


そして____


レベルが上った。

俺は56に上がった。たかしは56に上がった。カナは56に上がった。アビスは55に上がった。


今度こそ倒したみたいだ。


こんなやつらがあと三体もいるのか。

城に入ってまだ間もない、俺達は更に進んだ。


_____



入口から進んだ先には二手に分かれた道があった。


「どっちに行くか」

「カナ、将軍の魔力は感じられるか」

「う〜ん、分からないけど。。。」

「どちらにも強い魔力を感じる」


多分、さっきのやつより上の数字の敵だろうな。

そして、道はどっちかハッキリしてないみたいだ。


「まあ、ここは伝統の」


そう、そういう時は簡単だ!

昔からの伝統方法を使えば良い。


「どちらにしようかな、天の。。。」


ミシミシ。。。

足元から音がした。


「んあ?」


四人を囲うように亀裂が走り出した。


「。。。。。」

沈黙が発生した。

それは、察したのか、そうでなかったのか。


定かではない。


。。。。。。


ま、いっか!

「神様の言うと。。。」


バキィン!!


足元は割れて四人は落下してしまった。



おい、おれの二択返せよ!!


伝統は起きること無く終了した。


______


「い"で!」


落ちた先には俺とアビスしかいなかった。


「ここは。。。」

「まあ地下だろうな」

「地下ですか、みるからに牢屋。。。ですけど」


俺とアビスは大きな柵に囲まれていた。


「おーーい!!」


すると、右から大きな声がした。

俺のよく知るあいつの声だ。


「あっ、カナさん、たかしさんだ」

「そっちはーー大丈夫かーー!!」

「あーー大丈夫だ!!」


柵の先に同じ柵に囲まれたカナとたかしがいた。

あっちも無事そうだ。。。


。。。。ん?


「ここからーーどうすんだーー?」

「えっと、どうしますか。。。」


アビスは俺の方を向き、訪ねた。


「あれを押すんだろうなきっと」


柵の前にはまた別の柵があった。

そして、前に小さなボタンがあった。


「アビス、あの奥から魔力は感じるか」

「うぇ、まぁ少しですが」

「そうか」

「おーい、二人とも」

「前に小さなボタンはあるか!」


たかしとカナは前を見た。


「おーーい、あったぞーー!!」

「なら、それを押せ、きっと敵が奥にいるはずだ」

「そうかーーー」

「分かった〜〜!!」


。。。。。


沈黙が続いた。

見つけたんだろうな。


「よし、こっちも押すぞ」

「ハイ。。。」


俺は前のボタンを押した。

同時期たかしもボタンを押した。


ガコンッ。。。


瞬間、前の柵が開き奥に行くことがきるようになった。

俺はアビスと共に奥に進むことにした。


「こいつが。。。」


目の前には首が燃えていて紫の体をした肉体があった。


白い光が空間を包む。軽快な音楽が流れる。

メッセージが下から飛んできた。

「弐番隊アラヤゴウエンが出現」


。。。。。。


「強そうなのがいるぜ」

「そうね、少しワクワクするわ」

「ねえ、たかし」

「なんだ?」

「本気だしなよ、あっちより先に倒すから」

「おっ、いいねそれ!」

「よし、やってやろうじゃねぇの」


たかしとカナは戦闘態勢だ。

目の前には黒い翼を生やした炎の鎌を持った男がいた。


白い光が空間を包む。軽快な音楽が流れる。

メッセージが下から飛んできた。

「参番隊ヒョドルコロドが出現」


戦いは始まった____


。。。。。


「うふふ。。。」

「あんたらがどこまでできるのか試させてもらうわ」

「のぉ、キュウビ」

「。。。。。」

キュウビは鼻息を吹いた。

「あっははは」

「そうじゃったのぉ」

「喋れないんだったのぉ、ククク」


迷路を省いてあげたんだ、しっかり戦ってもらうぞ。。。



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