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one 日常と非日常
私は愛宮もみじ。
ふつうの女子中学生、ではなく魔法少女だ。
私はもうじきしんでしまう。
だからいまを精一杯生きたいと思う。
正直、しぬのが怖いわけではない。
だってみんなと一緒に大きくなれないのだから
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「おはよ〜」
「おはよ、あおい!」
彼女は同じ魔法少女の華也あおい。
私の幼馴染兼大親友だ。
「ねぇねぇもみじ、今日体育あったっけ?」
「今日はないけどどうかしたの?」
「うわーーー!体操服忘れたーー!」
「うわぁ。ドンマイ」
この通り、私の大親友はおっちょこちょいなのである。
キーンコーンカーンコーン
「やっば、もみじ早く行こ」
「みんなおはよー」
「おはよ。もみじ、あおい、ねぇ3年の加音さん寿命来ちゃったんだって。うちもうやだよ。」
寿命が来たということはそういうことだ。
自分の番が刻一刻と迫っていると思うとお腹の奥のほうがキリキリしてくる。
「まぁそういう運命だから受け入れるしかないよね〜」
あおいはすごいな。こんなこわいことなのにすんなり受け入れていて。
「はーい、みんな席に着けよ。」
第一話更新できましたね〜
次回もお楽しみに!