俺の名は、クッコロ!
「職業は…姫騎士」
それは、俺が、独り者の強い味方、セイ●ーマートで
ザンギ弁当を買って家路についたときのことだった。
一時期Twitterでバズったワイヤレス充電器みたいな魔法陣が足元に現れ、光に包まれ…
気がついたらアラバスターを思わせる高そうな床で出来たファンタジースメルがプンプンする大広間に立っていた。
状況を理解できずに辺りを見回すと、高校生と思える男女が座り込んでおり、長い髭を生やした老人がでっかい宝石のついた杖を持ってこちらを見ている。
まさにテンプレ、これから魔王討伐の旅が始まるのか、あるいはじつは人間側が悪で、俺たちを騙そうとしているのか、果たしてどっちか?
四十路にもなってラノベを愛読する俺がそんなことを考えていると、魔王討伐の方だったらしく、スキルを見るため、水晶玉に手をかざせと言われた。
「名前は?」
「クッコロです」
適当なことを言ったバチが当たったのだろうか…
眩く輝いた水晶玉には
「name くっころ
job 姫騎士
age 45
skill プリンセスラブきゅんファイア
状態維持 ニコニコ生放●」
とでかでかと表示されていた。
つづか…ない。
多分