表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無職が始める異世界争乱記  作者: 六輝ガラン
争乱1 巨悪竜の砂漠、インシジャーム
36/190

少女の愉悦

 高みから下界を眺めながら少女は思わず微笑を漏らした。

 

 雑多な常人種の行きかう街はいつみても退屈だと彼女は常日頃から思っている。定期的に争いの種を下界に撒く。それが彼女の仕事であり唯一の趣味だ。誰に恨まれようが、神の反感を買おうが彼女は決して動じない。

 身の程知らずの愚者が自分に挑み、剰え打ち滅ぼしてくれればどれだけ愉しいか。そんな期待すら抱いている。



 退屈は神をも殺す。これが彼女の持論だ。終わりのみえない退屈はどんな拷問よりも辛い。だから、彼女は種を撒いて、災いをまき散らす。

 悠久の時を経て、鈍化した彼女の感情は一国が滅びたくらいでは揺り動かない。それこそ世界が滅ぶ規模の刺激を求めている。


「木偶人形も人神も妾のために狂い踊れ。愉しい。ああっ、楽しい。愉悦を妾に」

 少女は嗜虐的な笑みを浮かべた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ