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とある歌姫の受難  作者: 葉二
第一楽章
4/11

3,「目覚めの刻」

時間ができたので投稿です。

最近の病院はどうも白一色ではないらしい。


僕が目覚めて最初におもったのはそれだった。


事故にあい、目覚めた後に直前の記憶を失い混乱しているということもない。

事故のことは覚えている。僕を助けてくれたんのであろう少女のことも。

(彼女のせいで頭を打ったのではあるが…)


とりあえずナースコールを押そうと体を起こし、頭を動かす。

ナースコールのボタンを発見すると同時に目に入ったのは数本の白い糸のようなもの。

なぜか気になったので、ボタンを押す前につかみ取ろうとする。


「痛っ。」


頭部に鈍い痛みが走る。

頭部の痛みといっても、地面にぶつけた後頭部ではない。


頭の前のあたり。

いや、(ひたい)の部分。


そうこれは髪の毛を引き抜いたような…



「って、髪の毛~。」


おもはず、大声を出してしまった。



あれ、ちょっと待てよ…。

大声?


「声がうまく出せるようになってる…。」


少し違和感は残るが、確かに声が出ている。

以前まではしっかりと頭を使わないと声を出しにくかったし、無意識に声を出すなんてことができなかったのに…。


これも事故の後遺症(おかげ)なのだろうか。



なにかよくわからない症状が判明。

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