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73 ジオ国 引き続き城にて

<ジリー>


-ジオ国-


 さてと、海と明日についての打ち合わせが必要ですね。携帯に電話しましょう。


 「もしもし、海?体調どう?」私。

 「ああ、大丈夫、問題なし。絶好調ってことで。

王様と王妃様の二人もほぼ薬が抜けて元に戻っているからな。」海。


 「良かった~、ありがとう。じゃあ、明日の朝に皆こちらにこれそう?」私。

 「ああ、大丈夫だ。ただ、転移場所がわからないかな?」海。


 「お父様に医療室へ転移してって伝えて。

海はサポートで魔術を感知できないようにしてね。」私。

 「了解。じゃあ、明日。おやすみ。」海。


 「おやすみなさい。」私。


そうそう、お風呂と着替えは、皆に協力してもらって自分の部屋へ戻っています。


-翌朝-


 外が明るくなってきたので目が覚めました。

 「皆、おはよう~。」私。


 「「「「「「ジリー、おはよう。」」」」」」


 「今日の予定を発表します。というかフォローのお願いです。

ティエラには、引き続き結界のフォローを、フラムも引き続き私の魔力をわからなくしてね。

オプスとリュミは、お母様の姿を見えなくして、ヴェントとアクアは私の警護で。」私。


 「「「「「「は~い。」」」」」」


 後は、海達を待つだけね。アル達とどちらが早いかな?


 「ジリー、おはよう。」海登場。

 「おはよう、海。おはようございます。お父様、お母様。

お二人とも体の調子はいかがですか?」私。


 「おはよう、ジリー。大丈夫ですよ」母。


 「ジリー、おはよう。問題ない。さて、早速だが、現状を教えて欲しい。」父。


 「はい、陛下代理のブラッドがジオ国の王弟に唆されたか操られて行ったのではないかと。

本日、国民に向けて発表がありますので、それを私の婚約発表と差替えを行う予定です。

宰相と側近二名は結界の張られた牢に入れられています。」


 「ジオ国の王弟か。まぁ、そんなところだろう。ブラッドらしくないと思っていた。

婚約発表は、まだ早い。」父。


 「お父様の許可もある決定事項なんですが。」私。


 「わかっておるが・・・。」父。ちょっとへこんでますねぇ。


 「お父様、往生際が悪いですよ。」私。

海は、発言もなく聞いているだけですね。まぁ、何も言えないかしら。

そういえばブランも一緒にいるけど他の人には見えなくしているのかな?


 「わかった。」父。


 「ところでお父様、この部屋の主アルは何者ですか?ポーの眷属だそうです。」私。


 「ああ、王族から臣下に下った一族の者だ。」父。


 「では、彼が次期国王というのもありですね。」私。


 「まぁ、そうだな。前世が勇者でその力を持っている状態で、婚約者の海まで規格外では、

各国のバランスから考えても皇太子から外すことも考えないといけないかもしれない。

ただ、アルは、魔力が平凡すぎることか。ブラッドに全く及ばないのでは問題外だ。」父。


 「それは問題ないです。アルの魔力は、私達、お父様を除けばこの世界で一番ですって。

何かの魔法にかかっているから海に外してもらえば良いそうです。」


 「わかった、魔法を解除してから検討しよう。さて、ジリー宰相達をここへ連れてきてくれ。」父。


 「わかりました。オプスとリュミはお母様をお願いね。フラム、魔力よろしく。」話終って牢へ転移。


-牢-


 「おはようございます。」私。


 「「「おはようございます、ジリーさま。」」」


 「お父様が呼んでいますので、医療室へ転移します。もう少し近くへ寄って下さい。」

転移のできる範囲に皆が揃ったのを確認して医療室へ。


-医療室-


 「陛下、ご無事な姿を拝見いたしまして安心いたしました。」宰相がひざまづき言いました。

側近二人もひざまづき頭を下げました。


 「皆も無事でなによりだ。まずは、わかっていることがあれば報告を。」父。


 「陛下と王妃様が倒れられてから、すぐに牢に入れられたため何もわからない状態です。

ジリーさまのお話でジオ国の王弟の暗躍であろうとは推測しております。

陛下が倒れれば結界の維持ができず、攻め込めると考えたのではないでしょうか。」宰相。


 「やはり、ブラッドが操られていると皆思うのだな。

私と妃以外に命にかかわるものはいなかったか?」父。


 「申し訳ありません。確認ができておりません。アルフォードが登城すればわかるかと。」

ギルの父の発言です。


 “ジリー、誰かこの部屋へ近づいて来たよ。”アクア。

 “アクア、誰かわかる?”私。


 “ん、たくさん人がいた部屋で前にいた人かな。”アクア。

 “ありがとう。”私。

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