表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/75

70 ジオ国 再び城へ

<ジリー>


-ジオ国-


 少々暗くなってきた頃に城下町からお城へ戻ってきました。

お城が近づいてきたら、キースにフードを被せられ背負われました。

で、ジーンの手を引いています。う~ん、わかってやってますかね。


 「キース、何してんだ。そんなに子供好きだったか?」

 「・・・、やっぱりギルですね。アルフォードにからかわれてください。」


 「なんでだ?」

 「・・・。ふぅ。医療室で説明します。」


 ギルとキースが声を掛けられたら返しながら城へ入り、医療室へ到着しました。

途中、その子達は?って聞かれたら迷子とか、適当な返事をしながら。


 「アル、ただいま。」一応挨拶。

 「・・・、なんでギルとキースがいるんだ?」


 「町で会ったからついて歩いたからかな?」私。

 「キース、ジリーさまを。」アル。キースが降ろしてくれました。


 「へぇ、ジリーっていいとこの子だったんだ。見えねぇ。」ギル。

 「「・・・。」」アルとキースからじっとりと睨まれています。


 「さて、二人とも睨むのはそれくらいで。ギルは天然だから。」私。

 「「はっ。」」


 “ヴェント。牢に行って今朝の三人以外がいたら連絡くれない?”

 “はい、わかりました。”ヴェントが移動しました。


 「キース、説明は?」ギル。

 「アルフォード、どうする?」キース。


 「はぁ、ギル、この国の皇太子の名前と特徴は?」アル。

 「名前はジリーさま、10歳で女の子、王妃似で黒髪で赤い瞳だろ。」ギル。


 「では、このジリーさまの特徴は?」アル。

 「王妃さまに似ている女の子で、名前がジリーさま?髪と瞳が違うが?」ギル。


 「ジリーさま、色については何かされてますよね。」キース。

 「現在、何があるかわからないこの国へ入るのに、そのままはありえませんね。」私。


 「まじか、俺鈍い?キース早く教えろよ。皇太子のジリーさま、話し方が?」ギル。

 「もちろん、相手、場所を選んでいます。アル、キース、あとでギルを好きにしなさい。」私。


 「「はっ。」」アル&キース。

 びくっとするギル。


 「そんなことよりも、アル、用意できていますか?」私。

 「はい、できています。」アル。


 「まずは食事を届けたいと思います。この二人は信用できますか?」私。

 「はい、大丈夫です。」アル。


 「では、手伝ってもらいましょう。」私。


 「キース、そっちにある食事をこっちへ持ってきてくれ。

ギルは、この診察器具を持っていてくれ。ジリーさま、この位置でよろしいですか?」アル。


 「そうね、キースはもっと近くへ。ジーン、最後までつきあってね。」


 “ヴェント、今からそっちへ行くけど問題ない?”

 “大丈夫です。”


 じゃあ、転移しましょう。


 牢の前の通路へ転移しました。


 「フィード宰相。遅くなりました。」アル。

 「げっ、父上。」ギル。

 「叔父上。」キース


 世の中狭いですね。アルは次期宰相と言われてたから顔見知りとは思っていたけど、

二人は、側近の身内だった訳ね。さてと、さっさ鍵を開けて食事をしてもらいましょう。


 “ヴェント、鍵を開けてくれる?”

 “はい、わかりました。”返事とともに鍵が開きました。


 「さぁ、食事にしましょう。」


 キースが、三人の前に食事の準備を始めました。スープ、サラダ、パンですね。


 食事と診察が終ると宰相に話しかけられました。


 「ジリーさま、陛下のご容態はいかがでしょうか?」

 「もう大丈夫です。動けるそうですので。」明日、戻ることを言うか言わないか。


 「そうですか。ほっといたしました。陛下あってのジオ国ですから。」

 「ねぇ、陛下代理が民のための政治ができるなら、このまま変わっても良いと思う。

宰相とそこの二人がついていれば大丈夫な気もするけど。アルどう思う?」


 「ジリーさま、少々人望がなさすぎる気がしますが。」

 「それなら現在皇太子の私は、人に知られてないから人望ゼロよ。」


 「ジリーさま、そういう問題だけではありません。ジオ国は、力の強いものが王になるのです。」

宰相が参戦してきました。


 「お父様の次に陛下代理が一番だから問題ないのでは?」

私と海は、チートだから強い順に入ること自体NGな気もするし、お父様よりも・・・だから。


 「ジリーさまが入っておりませんが。」アル。

 「私と婚約者は、規格外ですから除外するべきでしょう。」わかって言ってますね。


 「陛下がお戻りになってからの相談でよろしいのでは?

それよりもこれからいかがいたしましょうか。」側近の一人、ギルの父。


 「お父様が戻るまで、宰相とアルでどうするか決めて欲しい。

それと、明日の昼に城から発表があるとのことだけど、どう思う?」

次回更新 8月10日0時

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ