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 “海、おはようございます。”クレアルから挨拶された。


 “おはようございます。”ソード、姿は見えないけど・・・。

剣に触れているから会話が成り立っているのだろうか?


 “クレアル、ソード、おはよう。

ソード、今会話がなりたっているのは、剣に触れているからか?”


 “そうですね。私に触っていただかなくてもこの町の中くらいなら

会話できると思います。それ以上離れれば無理です。

 会話できる範囲であれば、私に来るように呼んでいただければ、

そこへ行くことができます。”


 じゃあ、日頃一緒に行動しなくても、会話もでき、剣を持つこともできるのか。


 “もうひとつ確認だが、今日から魔物と戦うけど大丈夫か?

魔物を殺すことになる、ソードに影響はないよな?”

影響がないといいなと思いつつ聞いてみた。


 “大丈夫です。普通の剣と同じです。

ただ、永く大切に使ってもらえたので私が存在するようになっただけです。

おかげで私も力を持つことができました。ご主人さまの助けになれば嬉しいです。”


 “そっか。よろしくな。”ソードに影響がないとわかってほっとした。


 “さて、食事行ってくるな。”



 1階の食堂で朝食を食べて、昼食の弁当を出かける前に受け取れるように頼みました。


 部屋へ戻って、ローブを着て剣を差して、出かけに弁当を受取りギルドへ向かいました。



 ギルドの受付は、昨日と同じお姉さんでした。


 「昨日はありがとうございました。しばらくこちらで厄介になります。

よろしくお願いします。」


 「まぁ、丁寧に。こちらこそよろしくね。

ところで今日は何かしら。依頼なら後のボードから受ける紙を選んで持ってきてね。」

話早いなぁ。まぁ、ここには、換金か依頼を受けに来るしかないから当たり前か。


 「はい。」

さて、何にしようかな?


 ボードには、所狭しとB6サイズの紙が貼ってあります。

魔物退治、薬草収集、護衛が大半を占めています。


 ここにおちつく予定だから、この町から移動する護衛以外だね。

知識があるから適当に魔物退治と薬草収集ってのもありだけど、依頼を受けた方がお得。


 冒険者ランクはAから上げる予定はないからAランク以下の依頼でと。

近場で同じような場所で済む魔物退治と薬草収集を4枚ボードから剥がしました。


 「すみません。この4枚の依頼を受けたいのでお願いします。」


 「4枚はいいけど期間があまりないわよ。できなかったときのペナルティは大丈夫?」


 「ええ、今日中に終ると思いますので良いですよ。」


 「そう?じゃあ、ギルドの身分証明を出して。」

ブレスレットをつけた腕を水晶の上にかざして依頼を登録しました。


 「もういいわよ。頑張ってね。」


 「行ってきます。」


 ギルドを出て、依頼場所に近い町はずれへ向かいました。

そこから依頼場所へ転移、森の中へ入ってみれば、依頼の魔物に遭遇。

ラッキー、さっさと終わらせましょう。相手に申訳ないけど俺チートなんで。

剣で倒して必要な部位を切り取って依頼の一つを終了。


 次は、薬草を取りに行きますか。水辺に多い薬草が、2種類。

水の流れる音がかすかに聞こえるので近くに川がある模様。

音の聞こえる方へ向かいました。


 前方に、魔物いますね。ごめん、と二つ目の依頼終了。

そのまま歩いて行けば、川の手前に薬草がありました。

手早く摘んで、すべての依頼が終了しました。


 現在の位置から町はずれに転移したら簡単だけど、このままギルドに戻ると時間が・・・。

早く終わりすぎたよ。


 もう少し価値のある薬草を取りに行くか、この国の情報収集に城へ忍び込むか。

今後のこともあるからお金になる仕事を優先しておこうかな。

そのうち城も行かないとな。


 この近辺にある多少価値のある薬草は、へぇ数種類あるのか。

で、面倒なので魔物がいなさそう場所のも数種類。全部取りに行くとしよう。

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