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<トゥルゴバスキ国>


 落着き先を決めるためにギルドへ向かった。

ギルド登録している者は、ギルドを介してだと多少便宜を図ってもらえるからだ。


 ギルドのカウンターで

 「すみません。1ヶ月くらい泊まれる宿を紹介して欲しいのですが。

できれば、食事付きが嬉しいです。」


 「予算はどのくらい?」


 「1ヶ月で1フォンくらいで。」残金は、9フィンか。まぁ余裕か。


 「それだけ出せば、結構選べるわ。1フォン出せるなら、食事の良い店選べるわ。」


 日本より物価安いなぁ。1日3,200円で食事付きか。

ギルド割引が5割引きなら納得だけど。まぁ、お勧めの宿でいいっか。


 「1フォン出しますのでお勧めを紹介してもらえませんか?」


 「私のお勧めは、お城からは反対方向で遠くなるけど。

でも、食事がおいしくて、お店の人が良い人たちなのよ。」


 「是非そこをお願いします。」


 「紹介状を用意しますのでお待ちください。お店の名前は、ソフィアです。

この通りを1本中に入って、城と反対方向へ歩いて行って十数軒目になります。

看板でわかると思います。」


 紹介状を受け取って、ソフィアへ向かいました。


 ソフィアは、入り口が食堂になっていました。昔ながらの食堂って感じです。


 「すみません、ギルドで紹介されて来ました。」

 中へ入って声をかけました。まだ、夕食の時間には早いのでお客さんがいません。


 「は~い。お待たせしました。」おかみさんらしき人が出てきました。

すらりとした美人な獣人さんです。耳がきつねさん?


 「これが紹介状です。

今日から1ヶ月朝・昼・夜の食事付きでお世話になりたいのですが。」


 「ギルドからの紹介状ね。1ヶ月ね。あら?朝・夜だけじゃないの?」


 「すみません。昼は、外へ行きますのでお弁当をお願いできませんか?」


 「お弁当の料金は2フィンになります。この宿は、前払いだけど大丈夫?」


 「はい、1フォンと2フィンですね。今お支払すればいいですか?」


 「そうしてもらえると助かるわ。このまま部屋へ案内するから。」

お金を支払い、おかみさんに着いて二階の部屋へ行きました。


 「この205の部屋になります。 何か必要なものがあったら言ってください。

夕食は、次の鐘が鳴ってからならで、朝食は3の鐘が鳴ってからになるわ。」

この国は、魔法で3時間おきに鐘が鳴るようになっていました。

0時が1の鐘、3時が2の鐘、6時が3の鐘、9時が4の鐘、12時が5の鐘、

15時が6の鐘、18時が7の鐘、21時が8の鐘です。


 部屋は、机と椅子、ベットと一般的な作りになっています。


 魔法で押入れサイズの亜空間を創り、意識すれば扉が見えるようにしました。

そこへボストンバックを置いて、お金とナイフをポケットに入れて、ソードとベットにごろりと。


 そのまま寝てしまいました。


 7の鐘で目が覚めました。お腹も空いたので食堂へ。

そういえば、今日一食目?まぁそれはいいか。

夕食は、シチュー、パン、サラダでした。普通においしく満足です。


 宿の裏で結界で見えなくして、シャワーを浴びるか。

部屋でローブと服を脱ぎ、海パン(シャワー用に作った)になって結界を纏ったまま転移。

見えないといっても、さすがに裸で外にいるっていうのは嫌なんで。

ついでにビーチサンダルも履いて。


 宿の裏は、誰もいませんでした。

温水を魔術で出してシャワーを浴びて、乾かして部屋へ戻りました。

すっきりできて満足。もう、今日はこのまま寝る。

こちらの世界にきて、やっとまともに眠れそう。


 明日からは、忙しくなるな。冒険者としてお金かせがなきゃいけないし。

ひとまず頑張りますか。

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