表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/75

28 聖サイド

<森の魔女の家>


 “聖、そろそろ起きた方がいいぞ。森の魔女は起きているぞ。”

 ブランが、目覚まし時計?をしています。


 「ふぁ~い。おはよう。」

 大きく伸びをすると、ネックレスが揺れました。

昨日の海との電話は、夢じゃなかったんだと改めて実感しました。


 ちゃっちゃと起きて顔を洗って行動を開始しましょう。

ボールを持って外の井戸へ行きました。今日も良い天気です。

今日も頑張るぞ~。


 さて、何をすればいいのかしら?朝食の用意かしら?

グリーさんは、どこかしら?


 “ブラン、グリーさんの居場所わかる?”


 “ああ、この小道の先か。もうすぐ戻ってくるぞ”


 “じゃあ、ここで体操してればいいわね”

ラジオ体操の第一初めっ、なんちゃって。

冗談抜きで準備体操替わりにやりましょう。


 深呼吸からだったわね。よしと体操を始めました。


 「あらっ、聖何してるの?」


 「グリーさん、おはようございます。私の島の体操です。」

ナイスタイミングです。ほぼ終わりかけの時にグリーさんが戻ってきました。


 「体操?」


 「結構お薦めですよ。ご一緒にいかがですか?」


 「あら、おもしろそうね。教えてもらえるかしら。」


 「はい、じゃあ、私の真似をしてくださいね。」

腕を伸ばして深呼吸からと説明つきで第一を一通りやりました。


 「グリーさんどうでしたか?大丈夫ですか?」


 「なんだか、良い感じね。毎朝やろうかしら。」


 「その時は、誘ってくださいね。私もやりますから。

ところで、私は何をしましょうか?」


 「朝食の用意を手伝ってもらおうかしら。そのあとは片づけをお願いね。

で、終わったらお風呂よろしく。」


 「はい、お風呂作り頑張りますね。」

 お風呂作るぞ~!


 食事、後片付けが終了して井戸の近くに腕を組んで仁王立ち。

どこにどんな風に作ろうかしら。

1.お風呂は夜だから家の近く。

2.結界はあるけど建物の中がいいな。

3.建物、浴槽の素材をどうするか。


 二階建てで二階への入り口はなし。直接二階への転移のみで。

家の裏に立てて表からは見えないようにする。

一階は、どうしましょう。後回しでいいかな。柱のみっていうのもいいかも。


 大き目の浴槽に広めの洗い場、脱衣所と転移場所で三つの部屋になるかな。

全部木造で魔力の蛇口を一時的に大きく開いて、魔術起動。

魔力の蛇口を戻してと。


 できた建物を眺めて、初めての大きな魔術だし、こんなんでいいか。

二階の転移場所へ移動。初めて転移しちゃいましたねぇ。良い感じ。


 おおっ、思った通りにはできてますね。

浴槽に蛇口から45℃のお湯を入れて、温度の固定魔術と。完成。

ついでに入って、お洗濯もやっちゃいましょう。


 久しぶりのお風呂は最高でした。

服は洗っちゃいましたので魔術で一瞬で乾燥。乾燥機いらずは、すごいです。


 グリーさん早く帰ってこないかしら。説明したいし。

 

 そのころグリーさんは、結界の外で人と会っていました。

昨夜、勇者の召喚が行われたこと。

そして、今朝、勇者が消えていたことを聞かされました。

その情報をもってきたのは、城の人間でした。

眠くてギブアップです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ