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23 聖サイド

<森の魔女の家>


 しばらく煮込んでいるとスープができました。

サラダ、パンは、グリーさんが準備を終えています。


 「聖、夕食にしましょう。テーブルに運んでね。」


 「はい。」


二人で準備ですから早いですね。そのまま二人とも席に着きました。


 「じゃ、食べましょう。」

 「いただきます。」ひさしぶりのお肉です、おいしいです。


 お肉がクリアされたので、いつか魚も食べたいですね。

海とか川は、この世界ではどうなんでしょうか。ちょっと気になります。



 「ごちそうさまでした。」お腹いっぱいです、満足です、幸せです。


 「グリーさん、さきほどの魔物ですが、壁にぶつかって気を失いましたが、

人も同じなんですか?ナイトは抜けることができると聞きましたが、

私も一度外へ出たら、入れないことになるのですか?」


 「そうね、人でも魔物でも普通は、入ってこれないわね。

ただし、私が招待した魔物、人については無条件で入れるわ。

 あと、魔術師で私以上の力を持つものは、結界を壊して入るかな。

そんな力のあるのは、魔王を含めて数名ね。

 それとありえないけど魔法を使えるものね。

精霊に好かれることはあるけど、本人が使えることはないわね。

 聖は、私が招待したことにしてあるのと、精霊に好かれているから

どちらにしても入れるわね。

ナイトも精霊に好かれているから入れると考えているわ。」


 「入れると聞いてほっとしました。ありがとうございます。

あと、この国のことがわかる本と魔術についての本がありましたら、

読ませてもらえませんか?

できるだけ易しいのだと助かります。理解できるか不安ですので。」


 グリーさんの魔術の実力は、かなりすごいのですね。

上位が、魔王と数名しかいないのですか。


 「そうねぇ、確か絵本があったと思うわ。

魔術については、さらっと流すだけで中級、上級中心でいいわよ。

 ちなみに、聖がさっき使った魔術は中級よ。

それより字は、読めないんじゃないの?大丈夫?」


 「読めないと思っていましたが、よく考えればこちらの言葉を話している

なら字も大丈夫かなと思っています。」


 「わかったわ、後で、本のある場所へ案内するから好きなのを読んで。

 魔術の説明だけど、なんだかいらないような気がするわね。

確かにやれって言ったのは私だけど、あっさりできてしまうとはね。

 火を出すことが一工程、そこに点ける、量を調整と二工程入るのよね。

まぁ、良いわ。

 魔術を発動することと、二工程の操作を同時に行うことに時間がかかる予定

だったんだけど終わってしまったわね。

 後は、本で自習してもらって、わからないことは聞いもらうということで。」


 「はい、わかりました。お願いします。」


 「さてと、聖には、食器を炊事場に運んでもらって、魔術を使って洗ってね。

これもできると思うから。できなければ教えるわね。

その間に絵本を探してくるわ。」


 「はい。」まずは、食器を持って炊事場に移動。


 蛇口がない洗い場がありますので、食器を置きました。


 魔術で水か、できるのかな?火は、指パッチンって感じだけど水は・・・。

なんで私がブルーになるのかしら?へたれのある人物を思い出すから・・・。

実在しない二次元の彼を思い浮かべるのは、なんなんでしょう。


 そんなことは置いておいて、水道の蛇口があるイメージで蛇口をひねりました。

もちろん、その前に魔力の蛇口も確認してからです。


 あっさりと水出ましたね。そのまま、食器を濡らして汚れを落としました。

次にポンプに入った洗剤をイメージして押してみました。


 できるもんですね。

スポンジは、ありませんので手で洗って、水を出してすすぎ、終了しました。

ついでに、乾燥もと、食器乾燥機を思い浮かべてみました。


 居間へ戻ると、すぐにグリーさんも戻ってきました。


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