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 へっ、やばっ。

 “ブランどうしよう”ブランは知らん顔してます。

 “ごまかした方がいいのか、話していいかぐらい教えてよ”


 “好きにしていいぞぉ”あっ、そう。


 「よくわからないけど、掃除している時にこうして欲しいとお願いすると

現実になっていて、よくわからないのですけれども、なんでしょうか?」

てへっ、ごまかしちゃった。


 「そうなの?精霊が願いを聞いてくれているのね。ありえないわねぇ。

かなり気に入られているってことね」


 「そうなんですか?普通は、どうなんですか?精霊は見えるのですか?」

ふ~ん、精霊って言うのね。私、妖精さんって言ってるけど。


 「見えると聞いたことは、ないわね。気に入られること自体聞いたこと

ないわよ。魔法を感じること自体この世界で数人よ。精霊が魔法で、私達が

使うのは魔術。そういえば教える約束よね。少し説明しましょう」

魔法の感知が世界数人でそこに入るグリーさんって?聞いちゃえ。


 「お願いします。ところで魔法が、感知できるグリーさんって何者ですか?」


 「私?森の魔女と呼ばれてるわね。この家周辺は、結界があるから誰も入る

ことはできないのよ。聖は、ナイトと一緒だから入れたのよ。なぜか、ナイト

は、結界が関係ないのよね。精霊に保護されているみたいね。そのナイトが、

聖を連れてきたのだから信用しているって訳よ。この話は、これぐらいで。

 さて改めて、自然の力を借りるのが、精霊で魔法。自分の魔力を使うのは、

魔術。目を閉じて自分の体から魔力を感じ取れないか確認してごらんなさい。

中心に何か感じ取れるものがあるはずだから」


 言われたまま目を閉じて、自分の体の足から順に神経を集中させて巡って

みました。心臓付近で何かもあっとしたものを感じます。それにカバーが付い

てる?なんでカバー?


 “ブラン、魔力っぽいものにカバー付いてるけど何これ?”


 “ああ、聖の魔力が多くてもれると困るからだろう。無いと魔術師にすぐ

ばれるぞ”


 “ええっ、じゃあどうやって使うのよ?”


 “一般の魔術師レベルまで一部解除するできるように訓練しろ。全開はする

なよ”


 “そんなぁ、初心者なのに無茶言わないでよ”


 “おいおい、カバーを感知できるんだから簡単だろう。カバーがわかるなら

小さい穴を開ける感覚でいいんじゃないか?”

なんで疑問形なんだよ~。簡単に言ってくれますねぇ。


 再度、カバーに集中して蛇口できろ~と。あっ、できた。ちょっとひねると、

見えないけど何か出ているのはわかります。量を少なめにして終了。

チート万歳と言っておきましょう。


 「グリーさん、何かあるのがわかりました」


 「優秀ね。では、次のステップね。何をするかを的確にすることで発動できる

のよ。的確にするために言葉に出す人が多いわね。光よ、灯れとか。料理の時に

火よ点けとかね。魔物相手だとファイヤーボールと火の塊をぶつけるとか。

別に無詠唱でも問題はないのよ。ただ、宮廷魔術師レベルになるけど。なんだか、

聖はできそうな気がするのよね。こちらで教えるつもりよ。これは、夜になって

からにしましょう。私は、薬草を取りに森に入るから、聖は掃除の続きね。

夕食の準備は、一緒にしましょう。洗い物はお願いね」

とグリーさんは、立ち上がりました。


 「はい、わかりました」私も立ち上ると、グリーさんは部屋を出て行きました。

食器をまとめて井戸で洗ってそのまま自然乾燥で。


 部屋の掃除の続きしましょう。ほこりを飛ばしただけですから、拭き掃除して

掃き掃除ですね。そうそう最初にお布団を干さなきゃ。シーツが乾いているから

取り込んでからですね。ヴェントに布団を干すのとアクアに水交換を頼んだから

楽してお掃除終わりました。タンス?じゃなくてチェストだ。名前思い出した。

チェストに荷物を入れて、最後に布団の取り込み。


 “ヴェント、ごめん、布団ここにお願い”と窓を全開しました。

ふわりと布団が戻ってきました。妖精さんにフルに手伝ってもらいました。


 “ヴェント、アクア、お手伝いありがとう。すごく助かったわ”


 忘れてたけど昨日まで来ていた老人服と下着の洗濯すませましょう。

乾燥は、アクアにお願いするのが一番ですね。だって干すのはマズイですもの。


 “ねぇ、みんな出てこない?用は済んだからお散歩に行かない?”


 ““““““行く(行きます)””””””

 やっぱり姿が見えるといいですね!皆かわいいんですもの。癒されます。


 外へ出て、皆でぶらぶらと小道を森へ入りました。

数分後、ガサガサと奥から木をかき分ける音が聞こえてきました。

森から出てきたのは、うさぎさん?。近づいてきたので屈んで待ちましょう。

触れるとうれしいなぁと軽く思っていました。


 が、うさぎモドキは、四本足から立ち上って口を開けました。

牙!顔うさぎじゃない。怖っ。えっ、どうすればいいの?

あっという間に近づいてきて飛びかかられました。

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