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 くすくす笑う声が聞こえてきます?

夢かなと思いつつ、そろそろ起きてスケジュールを立てないとと思い目を開けると。


 ”こんにちは”

 ”・・・”


 声?が聞こえてきました。声が聞こえた場所を特定しようにも直接では無く

テレパシーだったのでキョロキョロしてしまいました。

 おちついて周りを見れば、窓近くの光の入る場所に金色の妖精さん、その影に

なるところに黒色の妖精さんがかわいい羽根を動かして飛んでいました。

 

 きゃー、かわいい&かっこいい♪

金色の子は、女の子で巻き毛で美少女、黒色の子はきりっとした美少年。

お姉さんはうれしいの一言です。そうそう挨拶。


 [こんにちは、黒宮聖です。よろしくね]


 ”やっぱり見えるんですね。お話できると聞いて楽しみにしていました。

私は、光を扱っています。こっちの影の子は闇を扱います。アクアとヴェントから

名前をつけてもらったと聞きました。私たちもお願いできませんか”


 [もちろんOKよ。ちょっと待ってね] う~ん、悩みますね。

 

 [光の子がリュミで闇の子がオプスでどう?] 気に入ってもらえると嬉しいな。


 ”私がリュミですね。ありがとうございます。ほらオプスも何か言ったら”

 ”どうもありがとう”

リュミは笑顔で返事、かわいすぎます。オプスは照れているのかな。

クールでかっこいいってタイプ。あっそうだ頼みごとがあったんだ。


[ねぇ、明日の夜から明け方にかけて、ここから出て行きたいんだけど手伝って

もらえないかな?誰にも知られたくないんだけど]


 ”いいですよ。夜ならオプスの管轄ですね。私はフォローに回りますね”

 ”わかりました。人から見えないようにします。行動する時に声かけて下さい”


 [ここの世界のことまったくわからない状態でここから出て行くけど、皆一緒に

いてくれるかな。いろいろ教えてもらいたいんだけど]

不安だらけだけど、ここにいる方が嫌な感じしてます。


 ”いいですよ、というより私たちからくっついていきますよ。たぶん断られても

付いていきますよ~。聖といると楽しそうですもの”

 ”同感”


 [ありがとうね。今後ともよろしく~。じゃあ、いろいろ聞いていいかな?]


 ”いいですよ~”

 ”はい”


 [まず、この建物の周辺って何があるの?外へ出ていないからわからないのよ。

危険な生き物っているのかな?]


 ”そうですね。神殿のまわりは人間が住む町になっています。そのまわりは、

森と山と砂漠ですね。生き物については、魔物という生き物が人間を襲います。

強さは、いろいろです。聖だけなら私たちでなんとでもなりますよ”

 ”人間の町だけど違う人種もいるから”


 [そうなんだ、町はちょっと楽しみ。魔物については当てにさせてもらうね。

私、戦えないからごめん。魔法覚えて自分の身くらい守れるよう頑張るね。で、

ここから出れたら魔法も教えてね]


 ”すみません。魔法は、教えられるのと教えられないのがあります。

自然を利用してというのは、私たちの力を利用するから大丈夫ですが、聖が持って

いる魔力は、魔術になりますから人間の魔術師でないと駄目ではないかと思います”

 ”・・・”


 [そうなんだ、じゃあ、自然を利用してのは教えてね]


 ”わかりました”


 「トントン」とノックの音が聞こえました。

 いつの間にか夕食の時間になっていたようです。

 

 「どうぞ」の声でいつもの巫女さんが、入ってきて食事の用意をして退出しました。


 リュミとオプスの二人は、

 ””またね~””と消えました。どこへ行ったのでしょうね。


 食事は、野菜スープとパンのお馴染みの食事ですね。

 野菜スープと思っているけど、実際はどうでしょう。

 まぁ、いつも通り食事をして、カートを廊下に出して置きました。


 さて、いまさらですが、日本は12月でしたが、こちらの季節はよくわかりません。

ただ、すごしやすい温度です。日本でいうと3月後半とか11月中旬くらいかな。

服装も変装が、室内だったので冬用でなくて丁度良かったって感じです。


 でも、シャワーかお風呂が恋しいです。たった一日、されど一日です!

女の子には必需品です。アクアにお願いすればなんとかなるかしら?

今回もあきらめて、昼に水の入った洗面器とタオルを準備してもらえたようなので

顔と体を拭きましょう。変装のおかげでとっても大変。ふぅ。


 することもないので明日の夜の脱出にむけて寝ましょう。

 おやすみなさい。


 一部の人間を除いて寝静まった深夜、いつもの巫女さんが洗面器とタオルを持って

部屋へ入ってきました。昨夜と違うことは、用が終わっても部屋から出ずに老人の

寝ているベットに歩み寄りました。そして、懐からナイフを取り出し老人に向かって

力いっぱい振り下ろしました。

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