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 「チリン、チリン 」 神官長が、机の上の鈴を左右に振って音を鳴らしました。


 「トン、トン」数分後にノックの音がしました。

 

 「入りなさい」神官長の返事で

 「失礼します」と神官さんが、扉を開けて中へ入り扉を閉め数歩進み立ち止まりました。


 「参拝されるそうなので案内をお願いします」


 「はい、わかりました。こちらへどうぞ」


 私は、神官長にお辞儀をして神官さんについて杖をつき後を歩きはじめました。

神官さんが扉を開けて部屋から出てその脇へ避け、私に部屋から出るように促し、私が出た後で扉を閉めました。


 それから神官さんは、私たちが神官長の部屋へ入るために歩いてきた通路をさらに奥へ歩き始め、私はその後をついて歩きました。


 この参拝についての目的は三つあります。

一つ目はこの世界の人種を知ること、二つ目は、肌・髪・目の色を知ること、最後に服装を知ることです。

これについては、ここから出て行くために、そして外の世界で生きていくために必要なことになります。

 そういえば先ほど神官長から重要な話を聞きました。勇者の召喚の日時が決まったなんて。

この参拝のあとでスケジュールを立てないといけないですね。

すべては、この参拝次第になりますが。


 前方に扉が見えてきました。扉を開けた神官さんについて中へ入りました。

そこは、大変広い天井のある広場?になっていて、私たちの出てきた横に祭壇がありました。


 参拝している人は、広場の八分の一くらいで数百名でしょうか。

来ている人たちは、老若男女?ってとこでしょうか。うん、参考になりますね。

 でも、種族は人間だけのようです。信仰は、種族によって違うということかしら。

髪の色は、カラフルですね。赤、青、緑、黄、白、黒ってとこかな。

目の色は、わかりずらいですね。ブルー、グリーン、レッドって感じかしら?

肌の色は、白、肌色、ピンク、茶、と地球とあまり変わりません。

服装は、フードの人、ドレス、ワンピース、鎧、中世時代の服装って感じです。

私の持っている現代のは使えない、修道服はフード代わりかワンピースにするしかないかな。


 神官さんが、広場の中に入り跪きましたので、後をついていき杖を横に置いてまねをして跪き頭を下げました。どうか、私の思うままに行動できますようにと。


 参拝後に神官さんの案内で部屋へ戻り、いすに座ってまどろんでいるとノックがあり返事で巫女さんが食事を運んできてセットしてくれました。


食事は、前回と同じですね。

精神的につかれたのでさっさと食べて今晩に向けて昼寝しましょう。

 食事後にカートを廊下に出して、横になりました。数分で眠ってしまったようです。

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