表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
96/107

閑話休題 虹色のトカゲ

よろしくお願いいたします。




 見慣れた住宅地をわずかに越えた先で

虹色のトカゲを追いかけていました。


決して走ってはいけない。

口に含んだ飴を溶かしてきってはいけない。

両手でつくった狐の窓を崩してはいけない。


虹色のトカゲを追いかけている間は透明人間になれるのです。


これで車にでも轢かれて死んでしまったら死体が見つかることは決してありません。


私は虹色のトカゲを追いかけていたのですが、気づくと七色に光る妖精たちに囲まれていました。


光が乱反射するような妖精の眩しさに目を瞑ると私の瞼はすっかり開かなくなりました。


妖精は喋りません。

喋るために私が飴玉を噛み砕くと血の味がします。どうやら私は声を失ってしまったようです。


これは夢に違いない。

私は両手の狐の窓を壊します。


覚醒して目に映る光景は迫りくるトラック。運転席は無人。だから私は空を見上げることにした。

雲一つなく、太陽は眩しく、空は大きかった。




それが私が轢き殺される1秒前だった。


下へスクロールすると、

☆☆☆☆☆をタッチして評価できます。

ブックマーク、評価はより励みになります。 

ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ