表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
77/107

63話 ヤエカワマミとポキどらいぬ

よろしくお願いします。



 自室のベッドで横になり

Twitterを開いてスクロールする。

タイムラインに流れるのは、私の推しの「花スズメまる」さんだ。

彼について知っていることは、現実世界が厳しくネットで有名になって楽して生きていきたいという考えの社会人であること。そして後ろ向きな私の高校生活を少しだけ明るくしてくれる存在。



そんな「花スズメまる」さんの最新ツイートに私は度肝を抜かれた。

いいねが3万、リツイートが1万。いわゆるバズっていた。



ツイート内容は

【このマンガが超々すごい2025年々(^^)受賞】WEB部門1位獲得しました。皆様ご投票ありがとうございました。

以下のサイトで無料公開しています。これからもよろしくお願いいたします。

https://✕p✕✕✕✕✕d✕✕



本物にかなり似せたツイート。

本物のサイトを開いて受賞漫画のリスト見ていない限りこのツイートに騙される。その恩恵による彼の初のバズツイートだった。


URLリンクを開くと

確かに花スズメまるさんの漫画だった。

某有名な犬キャラクターと某有名谷のキャラクターとヤギどらごんの中間をとったようなデザインのキャラクターが料理をする漫画。

漫画の面白さの評価であれば、私は100点中の68点をつける。


落ち着くために用意したホットココアを飲んでみる。


☆☆☆

私のアカウントは花スズメまるさんが私宛に描いてくれたアイコンを使っている。背景画像は私に描き下ろしてくれた「ポキどらいぬ」のイラストだ。ヤギどらごん、有名キャラクター達の偽物だったけど本当に好きだったんだ。私は私しか読んでなかったその68点の漫画が好きだった。


私はそのツイートは通報しないで、自分のアカウントを削除した。



☆☆☆

それから1か月後のこと。

私がリュックにつけていた手作りの「ポキどらいぬ」が酷く拙いものに見えた。

みんなのリュックにはグッズ販売された「ポキどらいぬ」ぬいぐるみがついていたからだ。



高校では部活をはじめてみた。

入部時期とは違ったが自分が想像していたよりも世間は優しく自分という存在を認めてくれのだ。



ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ