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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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5話 ヤナギケイとヤギどらごん

よろしくお願いいたします。

 ヤナギケイは社会人5年目。


仕事に慣れ、責任ある業務も任され始めた。

仕事は順調で私生活も充実しているが、通勤がどうにも嫌いであった。アパートから駅までの距離、徒歩10分間が本当に嫌いだった。


彼女の通る道は自転車は無灯火運転で、広い道でも歩行者の肩が触れそうなくらい幅寄せする。自転車利用者は全員死んでしまえばいいと日頃より彼女は思っていた。


自転車が嫌いになり、通勤が嫌になり、そして人間を嫌いになりそうなところまで彼女は来ていた。


住む場所を変えようか本格的に考えたある朝、妖精に出会った。


ニュース特番で何度も取り上げられたヤギどらごん。

それが今私のすぐ横について一緒に歩いている。

歩幅を合わせようと私の一歩に素早く五歩で並んでくる。

広い道の隅のお話。


その日の徒歩通勤の10分はまるで一瞬のように感じられた。

それから決まって毎週木曜日はヤギどらごんがいて一緒に駅まで並んで歩いてくれる。


私はヤギどらごんを愛おしく思い、公式ストアの15センチぬいぐるみを3個買って、通勤バッグにつけた。


ぬいぐるみが魔除けのような役割をするのか自転車は近づかなくなった気がする。


今日も仕事が楽しみだ。





ありがとうございました。

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