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閑話休題 夕焼けの綺麗な日に
よろしくお願いします。
夕焼けの綺麗な日に、首から上、頭のない男の子が、よく会いに来た。
中学生になるまでこれが普通でないことだと知らなかった。病院に行った日から僕のもとに男の子は来なくなった。単に僕の頭が異常だっただけかもしれない。
昔はよく驚かれたけど本当に恐怖心はなかったんだ。
遊んだかもしれないし、たくさんおしゃべりもしたような気もする。
もしかしたら一番の理解者で一番の親友だったと思うことが今でもあるんだ。
間違ってるのは僕を病院へ連れて行った人達なんじゃないかと考えることもある。
あぁ僕の首が落ちてしまえばいいのになぁ。
ありがとうございました。