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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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閑話休題 チョキっとぱちん

よろしくお願いします。


 男にはやりたいことがあった。

男は若くして事業に成功し、大金を手に入れ、そして膨大な自由な時間を得た。


望んだものは必ず手に入れる性分の男にはどうしてもほしいものがあった。

夢があった。どれだけの大金でも得られないようなものを、自分の手で手に入れたかった。


午前9時前の地下鉄の電車の中、男は脚を盛大に広げ我が物顔でゆったり座る。


その日は経過観察のために病院へ行く用事があった。


男は、都内の通勤ラッシュ、朝の満員電車を解消したかった。車両が伸びるまで、電車の本数が増えるまで、男は毎日行動を続けた。


男が35人のアキレス腱を切り裂いたところで、満員電車解消に国が動いた。男が切り裂いた被害者は最終で164人になっていた。愉快犯も出ていたが詰めが甘いのですぐ捕まっていた。


男は満足した顔でまた座り直す。


アキレス腱を切られた人も、まさか切った張本人から大金が送られているとは思ってもないでしょう。そんなお話。

ありがとうございました。

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