表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
4/108

4話 サトウハルヨシとヤギどらごん

よろしくお願いいたします。

 ここ数日間、私は弟に振り回されていた。

弟は「ヤギどらごんに呪われた」と叫び、

私にアイスの絵を求め続けていた。


家で絵を描いてあげていたのだが、それでも足りないらしく、昨日はとうとう学校でも描き上げる羽目になったのである。


しかしそれも過去の話。

昨夜、弟の絵を求める声が止んだ。

弟曰く「姉ちゃんと同じ高校の人にレアカードをたくさん貰った」と喜んでいた。


弟の癇癪が止んで嬉しい限りだが、ヤマシマサヤは姉としてカードをくれた人へ感謝しなければならないと考える。そして翌日の教室、自席で一人頭を捻る。一体どうやって恩人を探せばいいのだろうか。


「ハルヨシ昨日、小学生にカツアゲされたのマジで笑うわ」

「カツアゲじゃねーし、俺がカードをあげたの!」

「お前急にカード買ってんのも笑うし、その場で小学生に全部あげるし、あげたパックを一緒に開けたら、全部レアカードなのお前持ってるわ」

「あれは笑い止まらないよね」

「小学生も一緒に笑ってたよな」

いつもの3人組は教室で昨日あったことを話して、その周りも皆笑っていた。


コウタを救ったのはハルヨシくんだった。

ヤマシマサヤは嬉しい気持ちが沸々と湧き、彼から目が離せなかった。


誰も気づいてないけれど、ハルヨシくんの頭の上にはヤギどらごんが座っていた。コウタの呪いを引受けたのか、それとも解除できたのか、そんなことは私にはもうどうでもよかった。


体は自然とハルヨシくんの方へと歩き出していた。

ありがとうございました。

この話は終わりです。

これからは1話完結が続くと思います。


ブックマークや評価してくださるとさらに励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ