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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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3話 ヤマシマコウタとヤギどらごん

よろしくお願いします。

 呪いに違いない。

少年は確信する。


手に握られたトレーディングカードにはレアカードはなく、ただのバニラカードのみ。さらに絵柄はアイスとどこまでも気が落ちるよう。今弾が出たときから、少年は一度もレアカードが当たっていなかった。


少年は気が付いていた。

ヤギどらごんに呪われてしまったと。


 ヤマシマコウタは小学三年生の男の子。

お小遣いを持ってコンビニに行った時、妖精と出会ってしまった。その時は友達にどう自慢しようか、カナちゃんと仲良くなるきっかけになるか、なんてことを考えたりした。そんな浮かれた頭でカードのパックを購入しようとした時、ヤギどらごんがパックを選ぶ。小さな手を出して、ヤマシマコウタへパックを指し出す。促されるままコウタはパックを購入すると、中身は全てバニラカードだったのだ。


それからヤマシマコウタがカードを買う度にヤギどらごんは現れ、従っても従わなくてもバニラカードしか当たらなくなっていた。


この呪いをどうすれば解除できるのか、考えに考え抜いた結果、自身の姉に頼ることにした。


 前借りしたお小遣いを手に少年は今日も近所のコンビニへ行く。

ヤギどらごんが現れないことをただ願って。




ありがとうございました。

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