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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
23/107

23話 ヤマダコウヤとヤギどらごん

よろしくお願いします。

 ヤマダコウヤは懐かしい気分になった。

小学生の時に通っていた水泳スクール以来、15年ぶりの室内プールだった。体に伝わるのは生暖かい水温。ダイエットのために入会したプール付きジムであり、今日が利用初日だった。


 ヤマダコウヤはゴーグルをかけて集中する。

まずは平泳ぎ200メートルで体を慣らす。

次はクロールで300メートル。

速さではなく、リラックスして長く泳ぐことを目標にした。

一通り泳いだあとは息を整えるため、レーンを移動して歩行した。


気持ちが良かった。周りの人たちも黙々と泳いでいるのが好印象であり、それはジム入会の決め手でもあった。ヤマダコウヤは歩行しつつ息を整える。


すると不意にプールサイドに目がついた。

プールサイドには妖精がいた。

聞いたことのある見た目とそれは違った。

それは水泳キャップとゴーグルをつけ、水泳パンツも履いている。1匹ではなく、5匹いた。


妖精はプールサイドを歩いてぐるぐる周っていた。

顔は無表情。真剣な表情と言っていいのかもしれない。


人間が真剣に泳いでいるからヤギどらごんが真剣なのか。

ヤギどらごんが真剣にプールサイドを歩いているから人間が真剣なのか。


考えようとしたところでやめた。


息が整ったことを確認し、ヤマダコウヤは再度真剣に泳ぐことにした。



ありがとうございました。

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