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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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95話 ミナミサチオとヤギどらごん

よろしくお願いいたします。




 「みんな死んでしまえ」と思うとき、その「みんな」にはいつも自分が含まれている。


これが今の私。


例えばの話、

「次のスイッチをどれか必ず押してください」と言われたとする。

ひとつ、自分だけが死ぬスイッチ

ふたつ、自分以外が死ぬスイッチ

みっつ、全員が死ぬスイッチ


考えてみてほしい。

3つ目を選ばないかな?




 私は世界が崩壊するのを待っている。


隕石が突然降ってきて地球を割ったり。

地球が回転をやめたりして皆一気に死ぬような。


「巻き込むな」という意見はごもっとも。

私はもう危険な人間になっているのかもしれない。


小さい頃はこんな人間じゃなかったよって自信を持って言えるんだよ。

誰に何を謝ればいいのか考えてもわからない。


「ごめんね」の行き先がわからない。

だから昔の自分に届くように言うんだ。

「ごめんね。こんなふうになりたくなかったよね」




 ある日、噂に聞いたことのある妖精が私が暮らす部屋に訪れて、見覚えのある手紙を渡してきた。手紙には[20年後の私へ]と書かれている。


私は読めなかった。

きっとこれから先も、生きている間も決して読めそうにない。


「こんなふうになんかなりたくなかったよね、ごめんね」






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