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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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85話 ハンドルモンスターとヤギどらごん

よろしくお願いいたします。




 日本発祥の大人気RPGゲームが事件を起こした。


【ハンドルモンスター ①リメイク 千葉ver】

2028年関東地方限定発売の初期ロットROM


 主人公が世界中にいるモンスターにハンドルをつけて様々な場所を一緒に旅して、No.1レーサーを目指す物語。陸上、森林、山、海上、深海、空、宇宙どこへでも行け、モンスターと一緒にレースコースも作成できる自由度が高い人気ゲーム。シリーズ最初の発売は1998年。


 千葉Ver担当がネタを仕込んだ単独犯とされる。

主人公、ライバル、仲間になるモンスター、作成したコースの名前をすべて「ヤギどらごん」にする。そうしてゲーム内のNo.1決定レースに勝利後に譲られるタマゴに「ヤギどらごん」という名前で決定ボタンを押す。「その名前は付けられません」と表示された後に任意の名前をつけて保存。そこからプレイ時間500時間を超えた後に、タマゴを孵化させると、プレイ画面が暗転して特殊エンディングムービーが流れる。


 小さなヤギどらごんが四角い画面の枠のように並んで踊っている。画面の中央には、ヤギどらごんを参考にしたと思われるボツデザインのモンスターの設定画と、これまでのシリーズの旅やレース場面が流れていく。どこか聴いたことのある懐かしく軽やかなメロディーが物語の終わりを癒やしてくれる。このムービーを観た人、熱心なヤギどらごん好きもゲームファンも涙が溢れたという。


どんな技術を使っているのか画面はブツ撮りでも保存対策が施されている。


 この情報が広まったあと、ハンドルモンスターシリーズは発売中止。大人気就職先であった大会社もすぐに廃業した。


それを責める社内の人間はいなかったということ。社員全員が納得して発売したものではないかという専ら都市伝説のような噂が生まれた。


伝説のプログラマへの挑戦だったとも同時に噂されたが、真相はわからないままだ。


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