11話 アサヒミツミとヤギどらごん
よろしくお願いいたします。
大きな虹の中にいる。
空は大雪。灰色から隕石が落ちてくる。
建物はすべてお菓子でできていた。
もう一口ちょうだいよ。
友達が私の手を引っ張る。
世界中の人が朝食にベーコンエッグを作っていた。
あっ、ヤギどらごんがマラソンしている。
似合ってないサングラスは星型。外せばいいのに。
友達はピザ生地のように私を回してる。
あれっ、ちょっと身長伸びたかも。
ビールってやつを初めて飲んだんだ。君が笑顔で、友達は泣いている。
無くしたタイ止め、紫陽花色のシュシュ、オレオの破片。
なんでこんな世界で、私はワクワクしないんだろう。
友達は空を飛んでいた。私はおんぶされている。私を背中から落として、友達は笑っている。
君もどこか悲しそう。
やっぱりあいつ頭おかしいわ。
近づいてきたヤギどらごんに私はタッチされた。
起きて気がつく。私は夢をみていた。
流行りの夢を見る方法を試したことを思い出す。
朝食はアイス、昼御飯もアイス、夕食もアイス。
そんなことをして得られるのがコレなのかぁ。
土曜日を無駄にしたなぁ。アサヒミツミは塩っ気あるものが食べたくなっていた。そんな日曜日の朝だった。
ありがとうございました。