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83話 アサタマミとタダミイカとヤギどらごん
よろしくお願いいたします。
「しりとりをしよう」
その一言が始まりだった。
「お題はー」
「「ヤギどらごんにあげたいもの!!」」
「リンゴ飴」
「メルティ○ッス」
「水族館デート」
「と、豆腐、ハンバーグ」
「グ○コ」
「こんぺいとう」
「海デート」
「これ以降デート禁止な、と、と、ティーディーエル!」
「それドで終わりな! どら焼き、コミティア限定のやつ」
「それはキな! えー、き、キウイフルーツ」
「つ、つ、通学定期」
「ヤギどらごんにはいらなくない!?」
「いるわ、多分」
「いらないね!」
課題であろう書類を抱え、教師が賑やかな教室に入る。
「昼休み終わってるぞー、はい日直号令」
こうして延長気味の昼休みは終わる。
しりとりをしていた女子生徒2人は教室を見渡してみるも、いつも通りヤギどらごんは確認できなかった。
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ありがとうございました。




