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ドリームブレーカーとヤギどらごん  作者: ヤギどらごん応援隊員
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79話 タマキサクラとヤギどらごん

25話 クルマケイスケとヤギどらごん

に続く話です。よろしくお願いいたします。



日本時間の5月22日、土曜日0時0分、


世界中が待望したスマホアプリ【おしゃ!!ヤギどらごん Show Me Yagi-Dra】がサービスを開始した。



老若男女がそのサービス開始をもって遊びだす。世界中の人間が怠惰になる時間。仕事などのやることを放棄して皆が遊ぶ。


 今回はヤギどらごんぬいぐるみの着替えコーデを発信するアプリ。実際にぬいぐるみを写真で撮ったものをアップするのも良し、アクセサリーの写真だけでも簡単にコーデ画像が作成でき楽しめるようになっている。


タマキサクラはフェスで集めたカラフルなリストバンドをヤギどらごんぬいぐるみの頭に着けるのを好んでいた。シンプルながらヤギどらごんに良く合っていたため、この機会に写真を撮って投稿することにした。


驚くことに、投稿後の30分後にはいいね数が15万付いていた。アプリユーザーが多いことと、アプリの削除前にユーザーが活発に動いているらしかった。


高校生年代のユーザーの投稿を見てみると、手作りの服や、髪の毛、角の装飾など実に個性的なものもあった。わかったことは熱量に年齢は関係なかったこと。


いいねの多い順に並び替えたところ、金塊の前に映るヤギどらごん、高級ブランドバッグの横にヤギどらごん、サインボールとヤギどらごんなど、本来の趣旨とずれたものがよく見えた。素晴らしいコーデもあったが、投稿者の承認欲求が透けて見えるものもありタマキサクラはなんだか疲れてしまった。


 タマキサクラは持っている全てのリストバンドをヤギどらごんぬいぐるみの頭に乗せていくことにした。ヤギどらごんの頭の上に20センチほどの束ができる。それを見て写真を撮る気にはならず「ごめんね」と一言呟きアプリをアンインストールした。




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