設定資料:レイス
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敵対世界{テツ・アレクサンドロス}
別称|深淵の死霊姫
主力武器|大気狙撃銃アトモスフィア(アミテイルのA級オーパーツ)
サブ|アンカーガン(アミテイルのB級オーパーツ)
「概要」
超高難易度ダンジョン「アミテイル」の完全シーラ層(=100%魔法が使えない)で産まれ、今日まで生活をしている。並々ならぬ運動能力と動体視力を有し、暗闇でも敵を捉え続けられるほどに夜目が効く。
「裏話」
ダンジョン・アミテイルはアレクサンドロス家という武人一家を筆頭とした幾つかの貴族に資本支援を受けてギルドが設立、調査が進められてきた。転機は大崩落と呼ばれる自然現象によるもので、シーカーキャンプ及び幾つかの開拓路が遮断され、テツが一人営んでいた第六層のキャンプも第五層との経路を分断され、機能を失った。これを機にダンジョンは生態系ピラミッドの入れ替わりが活発化し、魔素の不安定さからも一層難易度の高いダンジョンとして知られるようになる。それと同時に熟練冒険者らは崩落で犠牲になったとされる一人の看板娘を憂いていた。超高難易度ダンジョンの深層に産み落とされながら、過酷な環境に幽閉されついぞ陽の目を知らないその少女を。やがて深淵の藻屑となったはずの少女を基に、とある噂が流れ出る。呪われた亡霊が未熟な冒険者を恨んでいると。また攫われた者は冥府の入口へ誘われ、裁きを待つその日まで峠を彷徨うと。同時にその年以降、ダンジョン・アミテイルは死線である第四層以降の死者を大幅に減らすことになる。
真実はと言えば、深淵の死霊姫は機能不全の第六層レイスを拠点に第五層アルタイ~第七層パルマ間の危険地帯を飛び回り、要救助者を見つけては第六層で保護するという超高難易度レスキューを単独で行っていた。すなわち熟練冒険者にとってはレイスの目撃情報こそ密かな幸運の予兆、あるいは深淵を照らす一点の希望であった。本篇「ノアの旅人」ではナナシ率いる冒険者クラン、ユーヴサテラと出会ったテツが第8前哨基地・リミットの到達を条件に旅の同行を始める。この時点でクランは前衛1人後衛2人から為るトリオ。またこの出会いを期に探索士として絶大な実力を持つテツの裁量で、探索士クランとしてのユーヴサテラが始動する。