試し②
第7話です。
ふざけたトリックとかかも知れない、、、そう俺は考えて、身構えた。
「じゃあ、試していくぜ。」
敬也は紙に『1』と書いて裏返しにした。
「この紙の裏に書かれている数字は?」
そんなの簡単じゃん。
「今『1』って書いてたし、『1』ですよね?」
「その通り。誰でもわかるよな?」
「はい。何がしたいんですか?」
「急いで『1』ってメモれ。」
「意味あるんですかこれ?」
俺はなんとなく『1』をメモった。
と、同時に何かを察した。
「もう一回聞く。この裏に書かれている数字は?」
俺は答えが全くわからなかった。
「これ、実はさっきも質問してんだぜ? そしてアンタは答えを当ててる。シンプルな問題だ。」
俺は答えが思いつかない。
でも、さっき力を試すって言ってたからな、、、
トリックか?何か能力を試しているのだろうか、、、答えを当ててるって、、、非現実かハッタリか、判断出来かねる、、、
「?!?!」
そんなことあるか? でも、この問題に答えた記憶の片鱗すらないぞ? 自信が持てない、、、
「手元を見てみな。」
敬也はそう言ってきた。
『1』と書かれた紙があった。
「それはさっきアンタが書いたものだよ。」
そういうことか?!それでいいのか?!ほんとか?!
命がかかってるわけじゃないし、俺は意を決して数字を答えた。
「答えは『1』か?」
「おめでとう!その通りーーー!」
結構大きい声で敬也は発した。
サッサッピタッ。
そんな中、通路から店員がやってきた。
「あ、えっとー、お待たせしました。タコ墨パスタとローマ風ドリアになります。」
「あ、ありがとうございます。」
タイミング悪! なんか恥ずいわ!
そんなことを無視して、敬也は続けた。
「わかったか?何が起きたか?」
「自信ないけど、記憶を消し飛ばしたのか?でも、こんな事信用できないぞ!」
「ほぼ正解。正確には、現在から10秒前までの記憶を消せるっぽい。俺もわからないことが多いがな。
最初は信じて貰わなくて結構だよ。俺も最初信じられなかった。」
敬也はまだ続ける。
「これを試したきっかけは、アンタが電車に飛び込む直前、アンタを見て驚いてた人が、何事もなく過ごしてたから。
電車も何事もなく発車した。つまり運転手もアンタが飛び込んだ事を記憶してないんだよ。
これらから考えるに、俺の視界に入る全ての人に効果があるみたいだな。」
後ろの席の人が、料理を再び注文した。
読んでいただきありがとうございます。良ければ感想などお願いします。
<小話>
小説書き始めて、半年ほど経ちました。
わかったことはいくつかありますが、特にわからされたことは、Twitterというツールの素晴らしさです。(小説と違うところに気づきがあるんかい(꒪⌓꒪))
こんな後書きで申し訳ないです
今回から、後書き書くの頑張っていきます(二回目)