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試し

第6話です。

「じゃあ、自己紹介するか。」


そう言って彼は名前を教えてくれた。


「俺の名前は早川敬也ハヤカワタカヤって言う。年齢は28歳。都内で大手企業の早川製パンに勤めてて、なんでこんなに余裕あるかっていうと、コネ入社だから。こんなこと言うのアンタにはわりーと思うけどよ。敬也って呼んでもらっていいよ。改めてよろしく。」


変な余裕があるなと思ったらそういうことか、、、でも、相手のことなんてまだまだわかりゃしないけど。


「じゃあ、どうぞ。」

「まあ、改めてですけど、城村光輝です。呼び名はなんでもいいです。よろしくお願いします。」

「光輝くで『光輝』か、、、でもブラック勤めって、がっつり名前負けしとるやん!」

「尊敬の気持ちのない貴方に言われたく無いですよ!」

「まーまー。呼び名は『後気』でいいか!笑」


なんか違う漢字な気がする。

てか、なんでこんな話してんだ?


「あ、余談だけど、アンタが電車から運ばれてきたときに色々書類盗んだ感じだからね。一応。」

「大体予想ついてましたけど、僕にとっちゃ一大事ですよ!」

「そうか?まーいいや。飯でも頼むか!」


そう言って敬也はタコ墨パスタを頼んだ。他のメニューも相変わらずちょっとおかしい。

僕は何も考えずさっきのローマ風ドリアを頼んだ。


「ほんじゃ、自己紹介した上で飯も頼んだし、続きを話していくぜ。」


そう言って敬也は再び語り出した。


ーーーーー

「俺はまず、アンタが飛び込んだ後、周りの人間が何事もなく過ごしてることに疑問を持った。

そこで、3つの可能性を考えた。

1つ目、俺の見たものは幻。

2つ目、何故かわからんが俺にしか見えなかった。

3つ目、飛び込んだのは事実で、誰かが記憶を消したり、なかったことにした。

4つ目、俺が何かの力を無意識に働かせた。


1つ目と3つ目は簡単に試せないからパス。1つ目はないっことは、アンタと俺が同じ認識を持ってることを知った事で、更なる確信に変わったよ。


で、俺は4つ目を試したら、ある力に気づいた。

どういう力か??今から見せるよ。

そしてアンタにもやってもらう。アンタも何か出来るんじゃねーか?」

ーーーーー


「じゃあ、早速、、、」

そう言って敬也は紙とペンを机に出した。




読んでいただきありがとうございます。感想等いただけたら嬉しいです。


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