表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/8

変化

第5話です

店に到着した。

俺は少し冷静に考えれられるになっていた。


「まあ座って、何頼んでもいいし、いくつ頼んでもいいよ。全部奢るから。」

「いや、やっぱ帰ります。」

これマルチ商法とかのやり方じゃん!


「わかったわかった! 流石に俺がおかしいや」

冷静に考えたらさっきからおかしいわ!


「じゃあメニューを見てくれ。話はそこからだ。」

真面目な顔でそういった彼は、メニューを広げて見せた。



「ローマ風ドリア!!!名前がおかしいぞこのメニュー!!!サイゼにこんなものはない!」

「そう言ってもらえてよかった、、、」

彼は安堵した表情を見せ、続けた。


「昨日、あんたが飛び込んだ瞬間を見たって言ったじゃん。その瞬間から何がどうなったかを話していこうと思う。俺の主観だけどな。まあ聞いてくれ。」


そう言って彼は語り始めた。


ーーーーーー

「俺はあの時、駅のベンチに座ってた。今日と一緒の場所だ。少し酔ってたが、物は認識できてた。

そんな感じで、人の出入りをぼんやり見てたんだ。


そしたら、あんたがいきなり電車に飛び込んだ。俺は一気に酔いが覚めて、目を瞑って、ひたすら『嘘であってくれ』と願ったんだ。次の瞬間、電車は何事もなくホームに止まり、中からアンタが運ばれてきた。


俺ははじめ、何が起こったかわからなかった。だって、目の前であり得ない出来事が起きてるわけだからな。


でも、酔いのせいかなとか、病気かなとか、色々考えた。

そこでいくつか仮説を立てて、俺は実験した。


そしてやばいことがわかった、、、」


ーーーーー


ちょっと待て、、彼は重要な事を忘れている!

俺は咄嗟に話を遮った。


「ちょっと待って下さい!貴方の話は気になるし、この話題をあげているだけで興味しかない。でも重要な事を二つ忘れています、、、」


「なに?」


「私が貴方の名前を知らないことと、僕らが未だに料理を注文してないことです。」


「確かに。これはいけんな。」


ほんと、いろんな意味でいけねーよ、、、

読んでいただきありがとうございます。

感想等いただけたら嬉しいです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ