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カルセドニーダンジョン㉑


私は驚きのあまり、何度も何度も宝箱の隅々まで見たけど、何度見ても紙だけしか入ってないよ……


「えっ?えっ?これだけ?」


宝箱の中身を見た二人も困惑しながら、シンシアさんが紙を拾い上げて紙をじっと見ていたら


「うーん、こんな不思議な文字見た事がないわ。古代文字でもないし何なのかしら?ナユナわかる?」


そう言いながらシンシアさんはナユナに紙を渡した。


「そうですね。わたしも見た事がない文字。何で、わかりませんね。りんさん、わかりますか?」


そう言ってナユナが私に紙を渡してくれたので紙に書いてる文字を見てみたら……


うん!?これって日本語だ!

どうしてこんな所に?

とりあえず何が書かれてるか気になるから、読んでみよう……



これを読んでる者よ


このダンジョンの真の宝とは


すなわち苦楽を共にし


このダンジョンを共に攻略した者達の事です


そう、即ち仲間こそが真の宝なのです



……なんか、いいこと言った!って感じの文章だけど……

凄く軽いよ!そして、内容が薄いよ!って言うか、仲間は大事だろうけども、ちゃんとした宝も欲しいよ!あと、このダンジョンをぼっちで攻略してたら、宝なんてないってことじゃん!もう、ツッコミ所が多すぎるよ!クロどういう事か教えて!


《クロ!このメモの内容は何!私しか宝箱を召喚できないって事は、私が欲しい物が入ってるって思うでしょうが!期待させといて紙1枚って!》


怒りのあまり紙を握りしめてクロに抗議した。


《りん、落ちついて、落ちついてよ。あと、興奮し過ぎだよ》


クロは興奮し過ぎって言うけど、こんなに苦労して手に入ったお宝は紙1枚だったら、理性なんて働かないよ!


《うーん、普段こんな事しないんだけどな。女神様はなんでこんな事をしたんだろう?》


私がクロに抗議してたら、ナユナが慌てた様子で


「りんさん!紙が光ってますよ!」


と言ってきたので私は握りしめてた紙が光っていたので、とりあえず握りしめてた紙を開いて見たら、さっき見た文章の下に新たに文章が追加されていたので、私は読んで見た。


そこに書かれていた文章は……



仲間が真の宝と書きましたが


それは女神ジョークです


フフフ、ビックリしましたか


本当の真の宝は宝箱の奥底に入っています


気に入って頂くと、嬉しいのですが



何これ!?女神ジョーク!?何だそれ!ってまた紙が光りだして文章が追加されてる。



追伸


この紙を1度読んだら燃えます


気をつけてくださいね



えっ?燃えるってそんな事を考えていたら、突然、紙が燃えだして火が私の指にあたったって「アッ熱!!」思わず声が出たってバリア張ってるのにダメージ受けたんだけど!防御無視の貫通攻撃かよ!


「りんさん「りん君!大丈夫!」ですか!」


私の声に反応した二人が心配して私に声をかけてくれた。


「あっうん、ちょっと火傷したみたいだけど。大丈夫だよ」


「神聖魔法を掛けてるのに火傷する程の火なんて凄いトラップね」


シンシアさんは驚いた顔して言った。


「燃えちゃいましたけど、あの紙に書かれてた。文字ってなんだったんでしょうかね?」


ナユナが首を傾げて、そう言うとクロが


「人間の娘よ。その答えはりんが知ってるだろ」


「えっ?りん君、あの文字読めたの!?」


「はい、えっとですね。本当の宝がある場所の事が書いてありました」


二人には、女神ジョークの事は言わずに手紙の内容を言った。


「りん君!りん君が読めるって事はもしかして、神の文字って事?」


あっ……これって、ちゃんと答えないとシンシアさんが面倒くなるパターンじゃん……

うーん、どうしようかな、日本語ですって言っても、まず1から説明しなくちゃならないし……よし!説明しても面倒くさくなるだろうし、ここは……


「はい、多分、神の文字だと思います」


《りん……》


クロが私な事を残念な子みたいな感じの雰囲気で言ってきたけど、1から説明しても面倒くさくなるだろうし、どうせ面倒くさくなるなら、神の文字って事にしておけばいいや、それに日本語が書かれた紙は燃えちゃったから、調べるって事も出来ないだろうしね。


「やっぱり!神の文字なんですね!!ああ!なんで燃えちゃったのー!!神の文字が書かれた紙って事はヴェルザンディ様が書かれたって事よねって事は神具って事……あぁヴェルザンディ教にとって、何ていう損害なの……」


あぁ、やっぱり面倒くさい事になったな。


「シンシア……」


「エルフの娘よ……」


ナユナとクロはなんとも言えない声でシンシアさんの名前を言っていた。


はぁー、とりあえず、シンシアさんを元に戻さないと、回復魔法でも掛けて落ち着かせるか。


「ヒール、シンシアさん落ち着いてください」


「あぁ……りん君、ありがとう。少し落ち着いたわ」


「落ち着いてくれて、よかったです」


「あぁ、でも神具が~」


ちょっとは落ち着いてくれた見たいだけど、まだ未練があるみたいだ。

シンシアさんには悪いが、あの紙のせいで火傷もしたし、あんな紙が燃えてくれて私は清々するけどね。


「シンシアさん気持ちを切り替えて、本当の宝を手に入れましょうよ」


「そうね、気持ちを切り替えないと。それで、りん君、どこに本当の宝があるの?」


「えっとですね。紙が入ってた宝箱の底に入ってるみたいなんですよね」


私は宝箱を覗きながら言った。


「宝箱の底って、ことは上げ底になってるんですかね?」


「あぁ、そうかも。なんか、板が外せるようになってる」


そう言って、宝箱の板を外してみたら……


そこには銀色のキューブ型のモチーフのペンダントが3個に、なんか不思議な色の金属の塊に、これまた不思議な色の金属で作られた鞘に……あと最後は……このキャンディ包をしている物なんだけど中身はなんだろう。

それに、この包んでる素材はセロファンに似てるんだけど、セロファンだったら、なんでこの世界に化学製品が?

セロファン(仮)に包まれてる物って事は、まさか飴とかじゃないよね~

私は確かめてみる為に恐る恐る包を剥がして見た。

そこには、なんか微妙な色をしたお菓子の様な甘い香りがする丸い物体が現れた……

んー、これって間違えなく100%飴じゃん!



てっ言うか?!なんでダンジョンの宝箱に飴が入ってるの?!

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