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カルセドニーダンジョン⑦


なんで、こんな所に天蓋付きベッドが?!


あれ?!私来るところ間違えたかな?ナユナとシンシアさんどこかな?


私は混乱しながら、辺りを見回したら。


『やっぱり、あのパーティは貴族が居るんだな。見てみろよ。あのベッド、あんなのを持って来るってことは、相当な大貴族だぞ』


『空間魔法ってあんなどでかいベッドも入るんだな……くそ俺も空間魔法が使えれば』


『やっぱSランクって凄いな。俺達には考えられない事をするんだから、俺達もいつかあんな事出来るようになろぜ!』


あはは~やっぱりあのベッドを出したのはナユナだったみたいだ……驚きのあまり変な笑いが出てしまったよ。


私がしばらく呆然とベッドの前で立っていたら、シャーという音が鳴りベッドのカーテンが開いてシンシアさんが顔を出して


「りん君おかえり、どうしたの?そんな所で立ち止ってて靴を脱いで早く中に入りなさい」


とシンシアさんが言ったけど、こんなダンジョンの中に場違いな天蓋付きベッドが合ったら誰だって立ち止まるわ!


「あのシンシアさん、つかぬ事を聞きますけど、これも私がトイレに行ってる時に買った物ですか」


「そうよ!ダンジョンの中で毛布だけ敷いて寝ると次の朝身体が痛かったりするのよね。本当はマットを買うと思ったんだけど、リードさんが空間魔法持ちのナユナさんが居るなら、これなんかオススメですって言われちゃったから、買っちゃったのよね」


そしてシンシアさんに続きナユナもカーテンから顔を出して


「えっと、りんさん……とりあえず中に入りませんか」


ナユナがなんとも言えない顔で言った。


「……うん、そうする」


私も仮面の下でなんとも言えない顔になり、靴を脱いでベッドの中に入った。


ベッドは外で見てもでかかったけど、中に入って見てもでかいの一言しか言えない感じの広さだった。

これはキングサイズよりもっと上のサイズなんじゃないかな、そして絶対これ高かっただろうな。


「ナユナよくこのベッドをしまえたね。魔力大丈夫だった?」


「マラカイトでレベルが上がって魔力の量が増えたので、大丈夫でした」


「そうか、それはよかったね。それよりもシンシアさん!何でこんなのを買っちゃったんですか、めちゃくちゃ目立ってましたよ」


私はシンシアさんに呆れた感じで言った。


「はい、今になって後悔してます。あの時はストレス発散したくてつい衝動的に買っちゃいました」


シンシアさんは反省した感じに言った。


「りんさん、でもこのベッド寝心地が凄くいいんですよ」


「そうなのよ!りん君寝心地が良いから、ちょっと横になって見てよ」


そう二人に言われて私はベッドに寝転んでみた。

あぁ確かに、寝心地はいいかも。


「確かに二人の言う通り、寝心地はいいですね」


「でしょでしょ、それにキングサイズより大きくて広いから、三人で寝てもゆったりして居ていいのよね」


シンシアさんは嬉しそうに言った。


「少し後悔はしたけど、でもこのベッド天蓋付きだから、他の人に見られないで服も着替えられるし、何より!りん君が仮面を外して寝れるのよ!」


そうか、シンシアさん、私の事を考えてこのベッドを買ったんだ。


「シンシアさんそんな事まで、考えてくれてたんですね。ありがとうございます」


「お礼なんていいのよ。私達パーティなんだから、それより明日からは魔物を狩るんだから、今日は早く寝ましょうよ」


「そうですね。今日はいろいろな事が合ったので、わたしも眠くなってきました」


欠伸をしながらナユナは言った。


確かに今日は色々な事が合ったな、ギルドで絡まれて、街で買い物をして、ダンジョンに入って、昼食の時に少し目立って、そしてまたダンジョンで絡まれて、そして夕食の時に今度はめちゃくちゃ目立って、あとベッドもか、ん!?はぁ~今日は、絡まれたり、目立ったりして散々な1日だったな。


「それじゃあ、二人とも、もう寝ましょうか」


「はい、そうしましょう」


そう言って二人は横になったけど


「あれ、なんで私が真ん中なの?」


「りん君が隣だと安心して寝れそうだからよ」


「わたしもりんさんの隣で寝ると安心します」


「だから、ダンジョンの中で泊まる時は、りん君が真ん中ね」


なんか知らないうちに私が、真ん中で寝る事になった解せぬ。


「そうか、まぁじゃあ、二人ともおやすみ」


「はい、お休みなさい」


「お休みなさい」


ランプの火を消して私達は眠りについた。


こうして、私達の長い1日が終わった、さて寝るかと思ったら


《りん、りん!シンシアが怖い》


寝ようと思ったらクロが話しかけてきた。


《え、シンシアさんがどうしたの? 》


《シンシアがオイラをジーッと見てて怖いんだよ》


クロにそう言われたので私はシンシアさんの方を見た。


暗がりの中シンシアさんは枕元に置いてあったクロをジーッと見ていた、うぉっ思わず声に出しそうになった。


《確かに、怖いわ》


《でしょでしょ、お願いだからナユナの方にオイラを置いてよ》


《えぇ、でもいきなりクロを自分の所に持っていくのは不自然すぎない?》


《不自然過ぎてもいいから、ナユナの方にオイラを置いてよ。じゃないと一晩中、念話で騒ぐからね》


えぇそんな事をされたら、私寝れないじゃん、明日は魔物を狩るんだからちゃんと寝ておきたいのに


《わかったよ。一晩中騒がれたら嫌だからナユナの方にクロを持っていくよ》


もうクロは、どうせ明日からもシンシアさんは、クロの事をずっと見てると思うのにこのくらい馴れてくれてもいいのに。


私は枕元に置いてあったクロをヒョイっと掴みナユナの方にクロを置いた、その時シンシアさんの「あぁ」と言う声が聞こえたけど、シンシアさんごめんね、私の安眠のために、今は我慢してね。


《りん、明日からも寝る時はナユナの方にオイラを置いてね》


《わかったから、私はもう寝るからね。おやすみ》


やっとこれでクロも静かになったし、眠れると思ったら何か視線が感じる……まさか!


私はシンシアさんの方に目線だけ動かしたら、シンシアさんが私の方をジーッと見ていた……シンシアさん怖いんですけど

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