カルセドニーダンジョン②
「ここから先も長いから、少し休憩をしましょうか、それにもうそろそろ昼食の時間だからついでにお昼ご飯も食べましょう」
シンシアさんは時計を見ながら言った。
確かにシンシアさんの言う通り、お腹も空いてきたし、あとなんだかんだで歩き疲れたしね、でもまぁ、歩き疲れは回復魔法で疲れはとれるけどね、それでもやっぱり休みたいね、要は気持ちの問題だよ。
「私も休憩に賛成です。お腹も空いたのでお昼ご飯も食べたいです。ナユナもここで休憩でもいい?」
「はい、わたしも歩き疲れてしまったので、休憩に賛成ですよ」
ナユナ疲れてるのか、あとでヒールを掛けてあげようっと。
「それじゃあ、休憩しながら昼食を食べましょうか、ナユナさん、今朝パン屋で買ったサンドウィッチを出してくれる。あとお茶を入れたいから、今日買った食器と、あとテーブルと椅子も出してくれるかしら」
シンシアさんがそう言うと、ナユナはどんどん言われた物を出していった。
そしてシンシアさんはナユナが出したお鍋を手に取り
「水よ!からの炎よ!」
と言って魔法で、お鍋に水を入れて、そして魔法で出した火で、お鍋でお湯を沸かしていた!?
えぇ!なんて便利な魔法の使い方なんだろう!これでいつでもお茶が飲めるじゃないかって違う!魔法ってそんな使い方していいのか!?
「二人ともお茶も入れたしお昼ご飯にしましょうか」
私が一人ノリツッコミをしていたら、いつの間にかお昼の準備が出来たようだ……私はシンシアさんの方に振り向いてみたら……そこにはオシャレで優雅なカフェがあった!?
えぇ!?高そうな食器類を買ったのは覚えてるけど、何その高そうなテーブルと椅子はいつ買ったの?!それともナユナがもとから持ってたの?いや……!ナユナがそのテーブルを使ったことは一度も見た事がないし、やっぱりシンシアさんがあの高そうな店で買ったって事!!
「シンシアさん!そのテーブルセットいつ買ったんですか?!」
「あぁそう言えば言ってなかったわね。りん君がトイレに行ってる時に衝動買いしちゃったのよね。素敵でしょう?」
嬉しそうにシンシアさんは言った。
そうか、あの時に買ったのか、リード商会で出されたお茶があまりにも美味しかったから、何度かお代わりをしちゃって途中トイレに行っちゃったんだよね。
「確かに素敵ですけど、こう言う家具って、家に置いた方がいいと思うんですけど、それにダンジョンで使ったら折角のテーブルセットが汚れちゃいますよ」
「まぁ確かに、りん君の言う通りなんだんだけど、ナユナさんがまだまだ色々と物が入るって言ってたから、つい買っちゃったのよね……それもこれもエリーナのせいなのよ!だから、ストレス発散するには買い物したり美味しいものを食べたりして発散しないといけないのよ!……エリーナの奴……オタクとか……」
とシンシアさんはまたエリーナの事を思い出したのかブツブツとエリーナの悪口を言っていた。
こんな様子を見ると相当エリーナと仲が悪いんだな……二人になにがあったんだろ?
「そうですね。嫌な事はご飯を食べて忘れちゃいましょうよ」
そう言って、私は椅子に座った。
「そうよね。エリーナの事は忘れちゃいましょう。そうそうこのサンドウィッチってこの街一番の美味しいパン屋のサンドウィッチなのよ。それにいつもは長期間保存がきく硬いパンしか持って行けなかったけど、今回はナユナさんがいるから、普通の美味しいパンも沢山買えたし、本当今回は優雅なダンジョン攻略ができるわ」
「いえいえ、お役に立てて良かったです。ちょっとお茶が温くなってきたのでそろそろご飯を食べませんか」
「そうねそれじゃあ「いただきます」」
そして、私はサンドウィッチをガブリと食べた……!
美味しい!流石シンシアさんがこの街一番のパン屋って言っただけのことはある!
サンドウィッチに使われてるパンはバゲットとで中に入ってる具は生ハムとチーズとレタスだ!うーん!これにサーモンが入ってたらもっと美味しいのに……でもこの国って魚は食べないんだよね、勿体ないな美味しいのに……でも、この世界に鮭はいるのだろうか
「シンシアさんが言った通りこのサンドウィッチめちゃくちゃ美味しいです!」
「そうでしょ!そうでしょ!」
「わたしが食べたサンドウィッチの中で一番かもしれないです」
「そうでしょ!そうでしょ!まだいっぱいあるから沢山食べなさいね。二人とも」
シンシアさんは嬉しそうに言った、これでエリーナの事も忘れただろう……それにしてもこのサンドウィッチ美味しいな……これにサーモンかエビが入ってたら最高なのにな……
そんな事を思っていたら……
『 おい、あのパーティどっかの貴族が居る。パーティなのか?! 』
『 あんな大荷物を持って行けるって事は空間魔法持ちが居るのかアイテムボックスを持ってるんだろうな……羨ましい』
『 あれって、ダンジョンマスターのシンシアじゃないか、だからあんな高そうな家具を平気でダンジョンで使えるんだな……おれも今回のダンジョン攻略でビッグになるぞ』
と色々なパーティが私達を見ながら休憩をしていた……
あぁこれって微妙に目立ってるかも……いや!かなり目立ってるじゃん!
「あれ、シンシアさんじゃないですか、奇遇ですね」
と突然私達に声をかけて来たのは……




