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私が席に座ったと同時に、沢山の料理が運ばれて来た。


「これ、私達頼んでないんですけど、違う席の人の料理じゃないかしら」


ルフラがそう言ったら


「それ、オレがみんなの為に頼んだんだ。奢りだから、気にしないで沢山食べてよ」


「「おお!さすがライカさん、ありがとうございます!」」


ガイとアイザックの声をハモらせてライカさんにお礼を言ってた。


「アハハ、二人とも育ち盛りなんだから遠慮しないで沢山食べてね。りんちゃん達も沢山食べてよ。足りなかったら、追加注文していいからね」


今日は朝から、鉱山に入って戦ってばっかりで身体を動かしまくってたから、お腹がすごく空いてたんだよね。


それじゃあ、ライカさん、その言葉を信じて、私は遠慮しないで沢山沢山食べますからね。


「ライカさん、ありがとうございます。お言葉に甘えて沢山食べさせてもらいますね」


と私は宣言した。


「ありがとうございます。ライカさん、私も沢山食べさせてもらいますね。今日は魔法をたくさん使ったんでお腹ぺこぺこなんですよね」


ルフラがそう言った。


へぇ~魔法をたくさん使うと、お腹がすきやすくなるんだ。

なるほど、だからナユナもあんなに食べるんだな。


「この前もご馳走になったのに今日も奢って頂いてありがとうございます」


「みんなお礼なんていいから、料理が冷めちゃうから、食べようよ」


そして私達は


「「いただきます!」」


と食事の挨拶をしてから、思い思いにご飯を食べた。


「うお~!この肉イノシシ茸だぞ!久しぶりのイノシシ茸だ~!」


「だから、こんなにうまいのか!」


「二人とも静かにご飯食べなさいよ!う~んでも、イノシシ茸のお肉おいしい」


イノシシ茸ってこんなに大人気なんだな、三人とも本当に美味しそうに食べてるし、ナユナの方を見たけど


「一昨日も食べたけど、何度食べても、イノシシ茸美味しいです」


ナユナも大満足のようだ。


私も沢山食べたいんだけど仮面があるから、少しづつ食べてる状態なんだよね。

早く仮面なしでご飯が食べたい!


「うんうん、若い子達が美味しそうにご飯を沢山食べてるのを見るとお兄さんは奢ってよかったって思うよ」


ライカさんが嬉しそうにうんうんと首を振っていた、この人本当にいい人だな。


しばらくみんなで、わいわい言いながらご飯を食べていたけど……


「そう言えば、ライカさん、気になってたんですけど……ルフラやナユナはわかるんですけど、なんで、りんにもちゃん付けで呼んでるんですか?」


ガイが、突然ライカさんに質問をしてきた。


「あぁそれね。だってりんちゃんって小さくて可愛いじゃんだから、ちゃん付けで呼んでるだよ」


「確かに、小さくてマスコット的な可愛さがあるかも、りんは」


「そうですね。りんさんは小さくて可愛いですね」


とルフラとナユナが同意をしてくれた。


「確かにルフラが言うように、りんはマスコットっ感じがするな」


アイザックが頷いてた。

へぇ~私って傍から見るとマスコット見たいなのか。

でも確かに、私って前世で少し流行ったキワモノマスコットみたいな見た目かも……

それにしても、なんでガイはそんな質問したんだ?


「ライカさん!りんも立派な男なんで、ちゃん付けじゃなくって、ちゃんと男らしく名前を呼んであげてください!」


「あぁ……うん……りんちゃんがちゃん付けがやだって言ったら、その時はちゃんと男らしく呼ぶよ」


「よかったな、りん!」


「えぇ……うん……」


ライカさんも戸惑ってるけど、どうやらガイは私を一人の男として認めてるみたいだ。


けど……私って中身女子高生なんだよね……

まぁ、いつかはわからないけど、私も男らしくなるのかな?……ならないような気もするけどね……



みんなご飯が食べ終わり、食後のお茶を飲んでたら


「そうだ、三人にお願いがあるんだけど……りんちゃん達がオークの巣を壊滅した事とボスオークを倒した事は秘密にしてくれないかな」


突然何を言い出すんだライカさん?


「どうしてなんですか、ライカさん」


私と同じ疑問を持った、ガイがライカさんに聞き返した。


「うーん、それはね。Dランクがボスオークだけなら、隙をついて倒せるかもしれないけど……Cランクの君達が近くに居たけど、それでもDランクとCランクの2つのパーティだけでオークの巣を壊滅する事なんて略不可能だからね……それにりんちゃん達は、今目立つ事はしたくないんだよね」


とライカさんは言うとわかるでしょうオーラをめちゃくちゃだしてた……


「はっ!……なるほど、わかりました」


えぇ!それだけで分かっちゃうの?!

ガイはチラリと私達を見て


「二人は重要な依頼中なんですねって事は……ライカさんも!」


「あっ、わかちゃった!Sランクなんだよね、オレ……これも秘密にしておいてね」


最初はおちゃらけた感じに言ってたけど、最後の方は威圧的に言ってたので見てるこっちも怖かったですよ、ライカさん


「……わかりました。憧れのライカさんの為です。絶対に言いません。二人とも、わかったな」


「あぁ、もちろん、言いませんよ。オレ達の憧れの人の頼みなんだから」


「私も言わないわ」


「そうか、ありがとうね。あとギルドから口止め料としてオークを倒した報奨金に少し上乗せが入るから、ついでにさっきの奢りはオレからの口止め料だったんだ」


だから、あんなに高いご飯をバンバンと奢ってくれたのか……

って事は、私達もなにか口止めしなくてはならない事があるの?!


「ちなみにりんちゃん達はオークの巣を壊滅したくれた。ご褒美だから、安心してね」



どうやら、ライカさんには私が焦ってた事がお見通しだったようだ……

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