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明日へ

作者: 雪宮


何処を歩いてるのか

そんなこともわからないまま


ただ ただ 出口探して走ってた

いつの間にか 横にいた君はいなくて


僕は暗闇の中に 独りぼっちになってた



『誰でもいいからそばにいて』

言えるほど強くなくて


心はいつしか 麻痺をして

涙を流さなくなった 笑わなくなった


優しさが信じられなくて 不快に感じてた

『誰もわかってくれない』と

口癖みたいに叫ぶ日々


人形のように 何も感じなきゃいいのに

心なんて残ってるから

いつの間にか迷子になって


何処を歩いてるのかわからぬまま

僕は大人になってく


暗闇の中に 光をみいだそうと

がむしゃらに走ってた


『独りは嫌だ』心が叫ぶ

その声に気付かないフリをして


僕は明日に向かってる


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