ゲームではなく担任と
遅れました、最近忙しっくて。忙しくて、本当に。
「ようやくおわったー。」
「結局最下位になっちゃったよー。」
「うーん最後は、もっていかれちゃったわね。」
結果は、春樹が見落としのせいで脱落し、香代は序盤に飛ばしすぎて兵が持たなかった感じかな。
「疲れたし、もう休もうぜ、ご飯食いに行こう。」
「うんいいよー。」
「そうだね、もうつかれたよー。」
「何食べたい?」
そういいながら下に降りていく。すると、親に声をかけられた。
「先生から電話来たけど、明日学校に来てくださいって言ってたわよ、何かあったの?」
「えっと」
間を作る間にいろいろ考える。うーむ、よしこれにしよう。
「なんか、卓球部の集まりがあるんだけど、ちょっと早く来いって意味じゃないかな。部長だし。」
部長やっててよかったて初めて思ったわ。
「そうなのわかったわ。」
「うん、じゃあご飯食べに行ってくる。」
「そう、いってらっしゃい。」
そういって家を出るなり、香代にネタにされる。
「いつ集まりがあるんですかぁ?」
「いつからでしょう。」
「でも何で、先生から電話が来たんだろうね。」
「そりゃあれだろ、今日の話の続きがしたいんだろ。」
「じゃあ、僕も呼ばれたりするのかな。」
「安心しろ、春樹は絶対呼ばれてないから。」
あの流れで春樹が呼ばれることはないだろう。一言もしゃべってないし。
「まぁ、何でもいいわよ、何食べに行くのか決めましょう。」
「そうだな。俺は正直何でもいいんだけど。」
「でたわ、その何でもいいってやつ、一番困るのよね。」
「そういう香代は何が食べたいんですかね。」
「ハンバーグよ。」
こどもかよ、お子様ランチでも食ってろ。
「何かいいたそうな顔ね。」
「いえ別に、子供みたいだなんて思ってませんよ?」
「いいじゃないのよ別に、たまには、ハンバーグが食べたい時だってあるでしょう。」
「あー、ハイハイ、たまには、ね。」
好きな食べ物はハンバーグって言ってこの前言ってただろ。ついでに。
「苦手な食べ物はピーマンなのにな。」
「何よあんた、喧嘩撃ってんの?クラスに根回しもいらないのね。」
怖いよ、小声でつぶやいたのに何で聞こえるんだよ。
「許してください。」
そういって、なんか頭を下げるだけなのは、いやな気がしてきて。
「でも事実だろ?」
「あんた、やっぱ喧嘩うってるでしょ。」
「いやいや、好きなものがハンバーグで、嫌いなものがピーマンでも別に問題ないんじゃないですか?」
「やっぱ、喧嘩うってるわね。」
「まぁまぁ、その辺でね。」
「分かったわよ。」
「分かったよ、ハンバーグでいいよな。」
「うん、いいよ。」
春樹はほほえましいものを見ているような目をしている。猫とかいたのだろうか。
そういって、ハンバーグ屋へ行った。
「いらっしゃいませーーー。何名様ですかー。」
「3名で。」
「こちらになりまーす。」
「どもです。」
店員さんがいなくなってから一言、香代が言う
「ファミレスの店員ってなんであんなに最後のばすのかしら?」
「まるで4番センター、サブロー――――の時の谷保さんみたいだな。」
「そうだ・・・ね?」
「それは伸ばしすぎよ。」
たしかに。
「まあ、それは置いといて俺は、チーズハンバーグ。」
チーズ好きなんだよねー。
「なによ、あんたもお子様じゃない、私は、和風おろしね。」
「いいんだよ、チーズこそ神なんだよ。」
分かってないほんと分かってない。
「まぁまぁ、僕はデミグラスかな。」
「じゃあ呼ぶぞ。」
ピーンポーン
「ご注文はお決まりですか?」
「チーズハンバーグ一つと」
「和風おろしハンバーグ一つ。」
「デミグラスでお願いします。」
店員さんは注文の確認をして、厨房の奥へ行った。
「でも実際、ハンバーグとかって何であんなに種類があるのかしらね。」
「それはあれだ、うどんがたくさん種類があるのと同じだ。」
『??』
「うどんはいろんな種類があるだろ?」
『うんうん』
「あれは毎日のように食べてて(主に香川で)飽きて肉とか入れたんだよ、ご飯替わりってことだよ(主に香川では)」
「いやそんなに食べないわよふつう。」
「そうだよ、香川県民でさえ食べないよ」
香川県民をなめてもらっちゃー、困るな。
「いいか、よく聞け。香川県民の食生活を教えてやる。まず朝うどんさっさと食べて職場や学校に行く、昼ももちろんうどんだ。しかし、おでんを食べるんだよ。からし味噌がうまいぞ。白みそを使っていて店によって違ったりするんだ。まぁ、そのあとはうどん夜食べに行くんだ。(もちろんおでんもね)」
「そんなにうどんを食べるんだね。知らなかったよ。」
「まさかの3食うどんとはね。」
これだから困るよ。
「まだ終わってないよ。夜の後は飲みに行くんだよ。もちろんうどんを食べて、おでんを酒のつまみにしてね。そして、しめにうどんを食べるんだ。」
「そんなに食べられるのかしら。」
「まぁ、無理だろうな。」
『無理なのかよ!』
「まぁ、それと同じくらいハンバーグ食べてるんだろ、ドイツ人辺りが。」
「偏見もいいとこだね・・・」
そうすると、店員さんがハンバーグを運んできた。
「おまたせしましたーー。」
うまそうだな。うん。
「ごゆっくりどうぞ―。」
チーズがうまそうだなー。
「チーズ最高。」
「あなた、チーズ教にでも入ってそうよねー。」
「まぁ、確かに皐月のチーズ押しはすごいよね。」
チーズうまいじゃんチーズ
「まぁ、さっさと食おうぜ。」
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うどん談義をしながら、家に帰ってきた。
「あー、おいしかったー。」
「食べたら眠くなってきたわ。帰ってもいい?」
「帰ってもいいけど、食べてすぐ寝たら牛になるぞ。」
「いいわよ別に、じゃあ帰るわ、じゃあね。」
「僕も帰ろうかな、あしたは、がんばってね。」
ああ、そういえば。だるいなー
「そういえば呼び出されてたわね、問題起こさないようにしなさいよー。」
「ハイハイ。じゃあな。」
寝よっと。
そういえば、野球の結果見てなかった。見なきゃ、おっ、今日は勝ったなー。さすがは、エース。
『お邪魔しました』
したからそんな声が聞こえてきた。
「明日はどうやって話すかな。」
そんなことを考えながら寝てしまった。
「あーあ、よくねたーー。」
さあ学校に行くぞ
そして、職員室の前についてしまった。呼吸を整えて。
「失礼します。」
目の前にはこちらを見ていやそうな顔を隠そうともせずイライラしている担任教師が待っていた。
香川県民すごいですよね。まぁ、高松市民以外はどうなんでしょうかね。