この解決法が。
もうだめ、長くなりすぎちゃった。前の更新からちょっと経っちゃいましたけど、初期のころに比べればましですね。ではでは
怒られるものだと思っていた。
あの説明の後、すぐに自分の席(六角先生の隣)に座った俺は、何を聞かれ、何を返すかそれを考えていたのだが・・・思ったより根性なしの集まりだったようだ。
席に座った後、会場は、騒然としたそんな中、六角先生に話しかけられた。
「君は、面白いことをする子だね。でも、まだ詰めが甘かったね。まぁ、準備期間がなかったみたいだったから、仕方ないかな。」
ひそひそと話してきた。この人は、俺の心情とか、この状況とか理解しているのだろうか。まぁ、いいか。
「まぁ、準備も何も即席ですからね。スピーチに一番重要な準備がなかったら詰めも何もないでしょう。」
先生はうなずきながら、こちらの話を無視して続ける。
「君はこの学校に不満があるのだろう。そうに違いない。なら、明日の放課後に、部活棟の3階B教室に来たまえ。いいことを教えよう。」
俺今それどころじゃないんだけど。分かるよね、分かっててやってるでしょ。
「はぁ、気が向いたら行きます。」
そうすると、教師たちは、あわてて、取り繕うように言った。
「今回の件は、明日、先生のみで朝に話あいをしましょう。」
それがいい、だとか聞こえてくる。まぁ、そっちのほうが楽でいいだろうな。まだざわざわしている、そんな中、六角先生はこちらに話しかけた。
「君はもう出たほうがいいだろう。ここに長くは居たくないだろうし。今ここにいても、話を聞かれたりはしないだろうから、いても意味がないしな。ではな、明日の件、覚えといてくれよ。」
そうしている間も、ここでは、話し合いを先生たちがしている。まぁ、先生が出ていいというなら出るか。
「はい、行くとは言ってないですけどね。では、この辺で。」
先生はにこやかに言った。
「そうか、ではまたな。」
全くなんだったのか、明日行かなくちゃいけないのか?うーむめんどくさいから行かなくてもいいかな。
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結局来てしまった。一晩悩んだんだけどね、ほんとに、ゲームしながら悩んだんだけどね。朝の話も知っておきたいから、仕方なくね。
「失礼しまーす」
誰もいない、まぁ、いいか、うーんどうしよう。しかし、ここは何だ?部活棟だから部室だろうか。
「あなたは誰?まぁ、そんなことはどうでもいいわ。ちょっとどいてくれない?」
あれ?先生じゃない。うわ、本めっちゃ持ってる。重そうだな。よけながら気遣いを
「すみません。待ちましょうか?」
すると彼女はつかつかと中に入っていく。
黒くて長い髪の、美少女だ。しかもαクラスのバッジついてる。αクラスはめちゃめちゃ頭いいんだよな。行く人によっては東大いけるレベル。
「すぐそこまでだからいいわ。」
それにしてもこの人は誰だろうか。ここが何部かは知らんが、部室なのだとしたら、ここの部員か。荷物を置き終えた彼女がこちらに近づいてきた。
「あなたは、なぜここにいるのかしら。」
こっちとしては、なぜ先生がいないのか説明ほしいところだが。
「六角先生に呼ばれてここに来たんですけど。」
彼女は了解したように言った
「あなたが例の新入部員ね、私は、安宅蝶華よ。よろしく。」
なるほど、安宅さんね。ってあれー?おっかしいぞーーー。
「ちょちょちょ、ちょっといいかな、新入部員って?全く何も聞いてないんだけど。」
彼女は首をかしげた。首をかしげたいのはこっちなんですけど。
「六角先生がそう言ってたのだけれど。もしかしてまたあのひとは他人を振り回して。」
やっぱりあの人の仕業か。まだ来てすらいないし。
「たぶん。僕は何も聞いてないので。そうなんじゃないかと。」
お互いにため息をつく、たぶん彼女も、被害者なのだろう。
「まぁ、ここに用事があるのは確かなのでしょう。なら、座って待っているといいわ。」
いい人そうで良かった。お言葉に甘えて座るとするか。
「ありがとう。僕は、安東皐月です。よろしく。」
敬語じゃなくていのかな、ネクタイの色からするに、同じ学年か、じゃあいいかな。
「ところで、ここは何部なんですか。」
これが聞きたかったんだよ、表札も出てなかったしね。さっき運んでた段ボールの中身が分かればいいんだけど。
「それすらもい言わなかったのね。ここは、文芸部よ。」
なるほど、じゃあ、段ボールの中は本だったりするのかな。
そうしていると、バタバタと音がして近づいてきた。先生だろう、にしてもあわてているな。
「先生待ちましたよ。」
「それどころじゃない。まずいことになったぞ。」
なんだなんだ、俺退学にでもなるのか。それくらい慌ててるな。安宅さんも圧倒されてびっくりしてるぞ。
「まだ正式発表じゃないんだが。君は、停学処分になる可能性があるぞ。」
あながち間違いじゃないことに僕びっくり。気に入らない者やめんどくさいものは排除するのが一番楽だからな。香代と春樹に今回のことを伝えたら、香代には大笑いされ、春樹にはちょっと怒られて、今回は処分が来るかも知れないよと言われた。その通りになってしまった。先生はいつの間に落ち着きを取り戻し、少し笑っている。
「先生、どのような状況かは知りませんが、笑ってる場合ではないでしょう。彼が停学処分を食らう方向性で事が進んでいるのでしょう。彼が何をしたかは知りませんが。」
その通り、笑い事じゃないよ。本当に、マジで。
「そうだな君は、安東君が何をしたのかは知らないのか。では説明しよう。面白い話だからな。笑っちゃだめだぞ。」
笑いながら言うなよ。しかも俺に許可とれよ。
「人の失敗や不幸話が面白いわけないでしょ。さっさと話してください」
かくかくしかじか説明をしている。嘘は言っていなくて安心した。しかし、最後の説明会のところで思いっきり笑ってましたよ。彼女。話が終わっても、笑いをこらえている。
「面白くないんじゃないんですか。不幸話ですよ。」
すると彼女は笑いをこらえきり、こう言った。
「これは不幸話とかじゃないわね、笑わせに来てるのかしら。」
ひどい、あまりにもひどい。
「何でそんなに、体というよりも停学処分食らいそうになってまで、笑い取らなきゃいけないんだよ。」
そこに、先生が割って入る。先生はへらへら緊張身がなく言った。
「ちなみに、解決方法ならあるぞ。この時期でよかったな。まだ正式けってじゃないから。間に合うぞ。」
何のことだろうか。この状況が覆るならとりあえずトライしてみるかな。
「それは、生徒会に立候補することだ。生徒会は、うちの学校において、それなりの力を持っている。もちろん、それは、教師より強かったりすることはないが。しかし、立候補する生徒を止める権限は教師たちにはないし、正式決定じゃないから停学を理由に止められな上に、立候補生の間はそう簡単に、停学させることはできまい。」
なるほど、確かに出て、もし当選すれば、そうやめさせることはできないだろう、でも。
「でもそれは、単なる時間稼ぎにしかならないのではないでしょうか。うちの、生徒会戦はかなりの人数が出ますよ、まさか、彼はその人数の中で勝ち抜けると思ってるんですか?」
その通りだ、役職ごとに出る人数は変わるが、会長になると3から5人。他の役職でも、3人は出てくる。それを、身内票もなく。まじめな印象もない俺が当選をするなんて無理な話である。
「勝ち抜くことはできると思っている。だが、それには、蝶華、君の協力が不可欠だ。」
はてなマークが出てくる。安宅さんの手が必要?
「なぜ私が協力をしなくてはいけないのでしょうか。私も忙しいのですが。」
すると先生はにこやかにとんでもないことを言ってきた。
「いいじゃないか、同じ部員同士仲良くしてくれたまえ。」
ちょっと待ったー。ここストップ。さらっと言ってくれたものだ。
「僕は部に入るといったことも、ましてや、部に入ることを打診されたこともないですよ。」
すると先生は、なぜか自信ありげに言った。
「当たり前だ、打診したこともないからな。あと、入部届は勝手に出して勝手に受理したからな。」
笑いながらとんでもないことを言っている。もういい、あきらめるしかない。あきらめよう。うん。
「まぁ、話を戻すが。君は副会長に立候補する気だろう。なら、彼の応援演説をしてほしい。君ほどの人間が推す人間だというイメージをつけたいんだ。逆に安東君、君は蝶華の応援演説をして結びつきの強さをアピールしてくれ。ちなみに君は、会長の候補に立候補するんだよ。」
話は理解できなくもないが、なぜ会長なんだろうか。安宅さんが口を開いた。やはり疑問だらけだったからな。質問するのだろう。
「あの、彼の応援演説はいいにしても、彼に応援演説をされるのはちょっと怖いです。それに、無難に、書記や会計に立候補すればいいじゃないですか。なぜわざわざ会長という激戦区に。」
もっともな意見だね。なぜわざわざ会長にならなくちゃいけないんだ。
「彼は、演説の腕は悪くないよ。確かに詰めは甘かったが、即席であれだけやれれば十分だろう。それに、煽り文句のチョイスや、展開の運びは、実に私好みだったしな。」
安宅さんは納得するのだろうか。そんな説得で。
「先生好み。というところに底知れぬ謎の恐怖がありますが、まぁその件については、先生のお墨付きがあるのであればかまいませんよ。」
あっ、納得しちゃった。それよりも、会長に立候補することについてはどうなんだろうか。
「会長に立候補することについてだが、まぁ、これは二つの理由があるのだよ。一つは、こんな癖の強いやつを抱えることになれば、会長になるやつは君を遠ざけると思うぞ。そしたら、今までと変わらないだろう。それに、うちの場合は生徒会戦がちょっと特殊だからな。」
癖の強いって、僕はこんなにもいい子なのに。
「確かに、彼のような生徒をまとめるのは大変そうですね。」
安宅さんまでもがそんなことを。
「二つ目だが、君は、昨日私が君に行ったことを覚えているか。」
確か、去り際に言われた気がする
「良いことを教えてやるから、ここに来いだとかなんとか。」
全く意味の分からない質問を、関係がないように思えるんだよね。
「その通り、まさかこんなことになるとは思ってなかったから遅くなったが、実は、生徒会の会長になれば、この状況を内面から変えることができるかもしれないということを教えるために、呼んだんだよ。」
なるへそ、うちの生徒会は、ほかの学校と比べて力が強いから、多少なりとも変えられるかもということか。
「まぁ、選択の余地は今ないですし、立候補するのは構いませんけど。安宅さんは、」
ちらりと、安宅さんのほうを見ると、考えているようだ。
「いいですよ。別に。数少ない部員になったことですし、彼が早々にいなくなるのは少し困りますから。」
協力者が多いのは、喜ばしいことだ。
「ありがとうございます。安宅さん。」
すると安宅さんは、表情を少し穏やかにして言った。
「蝶華でいいわよ、改めてよろしくね。皐月くん。」
異性を下の名前とかハードル高いのに、ぬるっと超えてきたな。
「よろしく蝶華さん。」
これでいいか、慣れないうちはつかれそうだ。それにしても、
「何で先生は、こんなに協力的なんですか。普通こんなにやってくれないでしょう。」
いちばんの謎はこれだよね。わけわからん
「興味があって、面白そうだからだな。それに、私もこの学校に思うところがあるからな。賛同者のようなものさ。」
なるほどね。何はともあれ、ちょっと大変そうになってきたな。もう後には引けないな。
人物の見た目を書くときが一番苦手、あと、心情描写に納得がいっていないです。
それはそうと、名前の統一性に気づいていますでしょうか。
戦国武将の名前なんですよ。新キャラの六角先生も、安宅さんも。あと香代も上杉家ですよね。
因みに、一番好きな戦国武将は、上杉謙信ですよー。ではでは




