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いびき

掲載日:2026/01/31

ブーン。


ガタン。


郵便がポストに入れられた音がした。


「郵便がきた」


田中誠二(たなかせいじ)は呟いた。


郵便物を取りに誠二はポストに向かった。


郵便物は前に面接を受けた就職先の合否の郵便だった。


誠二は封筒をポストから出して、家の中で封筒を開けた。


紙が三つ折りに入っていた。


紙を広げた。


不合格の文字が目に入った。


誠二はため息をついた。


「また不合格かよ」


僕は愚痴を言った。


田中誠二はデザインの専門学校を卒業して3年間チラシの制作会社で働いていたが、辞めてしまい今就職活動をしている。


誠二は30件ほど履歴書を送ったり、面接に行ったが全て不合格だった。


僕は焦っていた。


僕はイライラして、Youtubeで好きなアーティストのミュージックビデオを探した。


僕のパソコンから音楽が大音量で流れた。


僕はなんとなくデザイン会社で3年間働いていたけど、これからどこに就職しようか不安で頭がいっぱいになった。


その不安をYoutubeの音楽でかき消そうを音楽を聞いていた。


ブーン。


車で会社から弟が帰ってきた音が僕の部屋にまで聞こえてきた。


「ただいま」


「おかえりなない」


弟と母親の会話が2階の僕の部屋まで響いた。


僕達は夕食を済まし、家族それぞれがお風呂に入った。


午後10時に家族それぞれ眠りについた。


「がーご、がーご、がーご」


弟のいびきで僕は目が覚めた。


うるさいな〜と心の中で叫んだ。


僕はもう一度眠りにつこうと耳を塞いだ。


「がーご、がーご、がーご」


弟のいびきがうるさくてなかなか眠れない。


僕は弟と母親の会話を思い出した。


僕が本屋に出かけ、家に帰ってきた時に母親と弟が居間で会話をしていたのを聞いた。


「兄さんの就職うまく行ってるの?」


「どうして?」


「なんとなく」


「面接は行ってるみたい」


「兄さん将来のこと、どう考えているのかな〜?」


僕はその会話を聞いて、2階の自分の部屋に廊下を通って上がった。


「がーご、がーご、がーご」


弟のいびきが部屋の中にまだ響いている。


僕はもやもやしながら布団をかぶった。


弟は仕事で疲れているのか、ますますいびきが大きくなった。


僕は弟のいびきを聞きながら、弟と母親の会話を思い出し、弟と母親は僕のことをどう思っているのだろうか?と考えていた。


「がーご、がーご、がーご」


弟のいびきはまだ鳴り響いていた。


僕はなかなか寝付けずにいた。


僕は午前4時に目が覚めた。


弟を起こさずに2階の自分の部屋に上がった。


パソコンを起動させて、SafariでYoutubeを検索した。


Youtubeのトップページにたまたま佐東由梨「ロンリー・ガール」のサムネが一番上にあり、クリックした。


パソコンから佐東由梨「ロンリー・ガール」が流れた。


僕は昔付き合っていた吉田玲子(よしだれいこ)のことを思い出した。


そしてタバコを取りライターでタバコに火をつけた。


ベランダの窓を開けて、ベランダで「ロンリー・ガール」を聞きながら、タバコをふかした。


まだ外は薄暗かった。


僕は佐東由梨「ロンリー・ガール」は元々知らなかったが、ECDのロンリーガール feat.K-DUB SHINEの曲を聴いて原曲を探して最近聴くようになった。


佐東由梨「ロンリー・ガール」がYoutubeから流れ終わるとたまたまECDのロンリーガール feat.K-DUB SHINEが流れ出した。


ECDのロンリーガールを聴きながらタバコを吸い終わり、ベランダから薄暗い空を僕は見上げた。


玲子は元気にしてるのかな〜そんなことを考えて、僕は空を見上げていた。


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