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閑話 アリッサの奮闘記

書きたかったアリッサの奮闘記です。

「モルセラ、やはり知りたいのだが……」


エリンジウムが意を決した顔でモルセラに内務省と魔法省の醜聞の詳細を話してくれ、と言って来た。


「私より適任者がいるので、声を掛けておきます」


やっぱりな、とモルセラの目が言っているが、エリンジウムとしては詳細を確認する事は悪い事では無い、と思っていた。


数日後、1人の青年がエリンジウムの前に現れた。

短いが見事な銀髪に深い蒼の瞳をした、何処となくアリッサに似ている青年だ。


「エリンジウム王太子殿下。彼はアリッサ嬢の兄、クレスト・リスリム伯爵令息です」

「クレスト卿、無理を言ってすまない」


ソファに座り、アリッサに似ているクレストに声を掛けると、クレストはゆったりと臣下の礼をとった。


「モルセラ卿の話では、アリッサの話とお聞きしましたが」

「そう。あの醜聞の時の話を聞きたくて」

「お時間はありますか?」


クレストの言葉にエリンジウムが首を傾げた。


「詳細を話すとなると、短くて2週間程掛かりますが」


えっ?とエリンジウムが驚くと、背後に立っているモルセラが頷いている。


「何故それ程?」

「アリッサは計画の立案、実行全てに関わっておりますので」


クレストの言葉に、聞きたいがそんなに時間は取れないとエリンジウムは考え


「出来れば、ファルシオンとの絆を見せ付けた所を聞きたいのだが、どのくらい掛かる?」

「某伯爵家の馬鹿を捕らえた時だけでしたら、1時間くらいでしょう」


1時間で終わるのか?と疑問に思うがこの後予定は無いのでエリンジウムは2人をソファに座らせ、話を聞くことを決めた。


「では、某伯爵の邸宅を取り囲んでいた防御魔法の解除からお話しします」


そう言ってクレストは話を始めた。

終わり方が暗かったので、明るめな話になってます。

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