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派手な演出です。

花火が無い世界ならびっくりするだろうな。

ミモザが両手を広げて金色の光を玉にすると


「消え失せてしまいなさい。光は常に自由です」


と、アリッサの手首に巻き付いていた呪いを解呪した時と同じ言葉を口にした。


ミモザが作った光がふわりと浮かび、会場の高い天井の一番高い所まで上がり、一瞬鋭い光を放ち細かい光の粒となって会場に居るすべてのもの達の上にキラキラと降り注いだ。


「綺麗」


誰かが光の粒に手を伸ばすと、光の粒が赤い花弁に変わり清々しい香りがした。


「派手な演出になったな」

「アンサシアが協力を、と言い出した時からこうなると思ってました」

「まぁな。ゴールドが鼻息を荒くして任せろ、と言ってたからかなりな事をするかもと思ってたが、派手だな」


アンサシアの花の清々しい香りが会場内を包み、ドラゴンの祝福の光が乱舞する中、ミモザは女神の様に美しかった。


騒がしかった会場内もほう、とため息が溢れ、気が付けば愚かにも幻覚魔法の罠に掛かった者達が俯き、震えている。

その姿を見るだけで、彼等がどれだけ不敬な態度をしていたか判る。


「流石ミモザ。魔法省が褒めていただけの力だ」


エリンジウムがミモザに微笑み、そっと手を取った。

そろそろ結末が近い。

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