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龍人の子、陽の元に堕つ  作者: 麗氷柱
第一章 八柱の姫君
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世界観、設定など解説※ネタばれあり

おおまかな世界設定


神様、妖怪、獣神が存在します。人間はいません。


獣神には寿命があり、だいたい10年で1つ歳をとります。


身体的な成長は人間と異なり、年齢÷10+2で人間の年齢になります。。。




獣神の見た目は人間にケモ耳と尻尾が生えたパターン


神様の見た目はほぼ人間。信仰によって身長やら強さやらが変わる。大きくて信号機くらい。


妖怪は妖怪。




獣神には神使という神の使いとしての役割を担うことができる種族が存在する。干支十二支がモデル。


ただ十二の種族以外でも神使にはなれます。妖怪でも。




神使となった獣神は神通力を使用することが許され、六十歳(人間年齢で八歳)になると神使の為の学校へ行くことになる。


主人公は龍人族。




【四つの世界+平行世界】



・天界


一切の危険が排除された楽園。天国ではない。


天都あまつと呼ばれる都があり、天の神(天津神)はここで暮らす。




・下界(中つ国、葦原)


下界の神(国津神)、獣神、妖が住まう。




・根の国(黄泉の国)


死者の魂が向かう場所。




常世とこよの国(常夜の国)


月の神、吾月ごがつが意図せず産み出した異世界。


下界とは海で繋がっていますが、神様以外は門前払い。


作中では説明できなかったのですが、空亡そらなきという妖怪が太陽の役割を担っています。




・平行世界


主人公が時間を遡ったことで分岐したもう一つの世界。


三章は平行世界が舞台です。




【神通力、妖術】



・神通力


神使が神様から力を借りて発動させる術。祝詞と呼ばれる詞を唱え使用する。


位の高い妖怪も使用できます。




・妖術


妖怪が使う術。




・還り


獣人が使用する部位変化の術。主に頭、腕、足、尻尾などを獣化させる。


四か所を全て還らせると発狂する。主人公は主人公なので正気のまま。




龍人族について。



・六〇歳(八歳)になると龍玉という宝玉が貰える。母親の体内で共に育つ代えの無い神器。


・見た目は人間に角が生えた程度。


・龍血という血を操作する術を使用し、刀や矢などの武器も生成する。貧血になるのが弱点。




【主要登場人物】




・主人公:蒼陽ソウヨウ



両親がおらず施設で暮らす女子高生。死別とかではなく、元よりいません。


ある日、学校の屋上から転落し異世界へ転生する。人間の頃の名前は龍野たつの一二三ひふみ


実際は太陽神の荒魂(二つある魂の内の一つ。分身みたいなもの)である夕律ゆうりつから化生した女神。本人はそれを自覚しておらず、後々に夕律自身から伝えられる。


【転生理由】



現代の神々は異世界の神が人間として暮らしていることをよく思っておらず、

異世界の主宰神である天陽と取り決め、タイミングを見計らって主人公を殺害。その後、魂を異世界へ送り返した。→1章スタート!




【能力】


・血の操作が得意であり、二本の刀を浮遊させて戦う。


・所願成就の神通力を使用でき、一度叶えた願いの効果は永続する。ただし世界をリセットさせた際に願いの効果も消失。



三章のラストで太陽神の全能力を願い、その後は主に太陽のエネルギーを利用して戦うようになる。




天之陽継あめのひつぎ



元々一つの神だった天陽アマハル夕律ユウリツ、主人公の神霊が再び一つに戻り、完璧な太陽神となった際に使用する荒業。


過去を自由に編集でき、リアルタイムで現在に反映させるというもの。


最終章にこの術を使用して世界をリセットし、その後、全ての者にとって都合のいい世界を作り上げることになる。




・もう一人の蒼陽ソウヨウ



ユキメを失った世界線に生きる主人公。


仇を殺害したことによって神としての神霊が出来上がり、その後、龍王としての地位を得る。


四章ではユキメに別れを告げた主人公をタコ殴りにするために登場。




・ユキメ・エト



ヒロインです! 作中で一番の美人という設定です! 


主人公ソウが住む屋敷の侍女。両親を荒ぶる神に殺され孤児となり、ソウの両親に拾われ養女兼侍女見習いとして暮す。


性的嗜好はストレートだったのですが、主人公のおかげで……。




自分を育てた主人公の両親に計り知れない恩を感じており、ヨウ家を貶す者には容赦がありません。




平行世界では死亡しており、それを嘆いた別世界の主人公によって命を救われるも、その際に右腕と片目を失う。




天陽アマハル



天津神を統べる主宰神であり、太陽を司る女神。主人公と契りを交わす。


我が儘で恣意的だが、臆病なところもある。その性格のせいで妹の吾月とは上手くいっておらず、結果として雨月うげつという神を誕生させてしまい、自信を追い詰めることとなる。




主人公らと共に世界を修正するが、その後彼女たちによって修正後の世界に送り返される。




夕律ユウリツ



最終章の過去編で登場。


天陽アマハルの荒魂であり、主人公の生みの親。


普段は落ち着いた性格の女神ではあるが、戦闘に対しては好戦的な姿勢を見せる。




天陽を弱体化させるため、彼女の分身である夕律は命を狙われることになるが、それを知らない夕律は


雨月うげつに身体を乗っ取られた吾月ごがつによって致命傷を与えられる。


その後、雨月の手が届かないように天陽によって現代へ送られることとなり、その際に主人公が化生する。




世界を修正した後、主人公から霊力を奪い取り、修正後の世界に主人公の居場所を作る。


その後は概念として存在しており、神を超える上位者となって世界に溶け込む。




吾月ごがつ→転生後→優月ウヅキ


満月を司る女神。気弱で中途半端な性格であり、何事も一人で抱え込んでしまうため、自身の内側で起きていた神霊の異常発生に苦しむ。


そして自身の居場所を願った際に常世の国が生まれ、分霊した四七の自分たちの統一を願った際に雨月が産まれる。




【転生後】



雨月うげつとの誓いを破り死亡するが、雨月によってウサギの獣神である白兎はくと族の男性に転生し、その体に魂を封じられる。


しかし雨月との繋がりは無くなっておらず、転生後は雨月の指示によって動くとになる。




最終章では主人公の神通力によって弱体化した雨月と対峙し、自らの手で雨月を殺害する。




修正後の世界では再び神として存在しており、自身の妹であったユウヅキと契りを交わすことになる。




雨月うげつ吾月ごがつ


二章の最後からたびたび登場。黒幕




新月を司る女神。

太陽神から敵視されている事が理由で、太陽が出ている時間は活動出来ないため、神使や妖、産み出した分霊を使って自身の計画を進めていく。




自身の肉体を有していなかったが、吾月(後の優月)の魂を黄泉へ堕とした際に吾月の神名と身体を獲得。その後、吾月の体内に存在する四七の分霊たちに身体を分け与え、自身の計画の為に利用することになるが、最後の神霊を産み出した後はただの肉塊と化してしまう。




自身の魂を他の身体に移す事を得意としており、支配下に置いた分霊たちや、最終章では弱体化した天陽あまはるの身体に取り憑き太陽を掌握する。


しかし主人公の神通力によって過去を差し替えられ、これまで集めた信仰も消失してしまい、弱体化したところを憂月によって斬られてしまう。




【能力】


・神産み



自らの身体を切り分け分霊たちに神体を与える術。


分霊たちを産み出した後は彼女たちに信仰を集めさせ、自らに忠誠を誓った八つ柱の女神たちには国を治めさせて膨大な信仰を自身に捧げさせた。




産み出した女神たちの神通力を使用することが可能だが、所有者である女神が死亡すると神通力も同時に消滅してしまう。




【目的】



太陽の下で生活することを目標にしており、そのために自身を敵視する太陽神の殺害、あるいは身体の乗っ取りを画策し行動する。




最終章では主人公が死んだことで弱体化した天陽を追い詰め、その体に乗り移って太陽を支配するが、その後、主人公が生き返ってしまうため計画は失敗に終わる。




修正後の世界では常世の国に存在しており、自信を最も強く信仰していた二人の女神と共に、太陽の下での生活を送ることになる。



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